いつか、「おかえりなさい」を言うために
センイルに「今年はカバー曲ないか……。忙しいもんね……。」と、ちょっとでも思ってしまった強欲を反省しています。
センイルから1ヶ月後の3月18日 22:00にこんなにうれしい通知がくるなんて。
さまざまな準備で忙しいなか、またしても素敵なソンムルを用意してくれるドギョム。ものすごいスピードで打つ心拍を落ち着けようと、すぐにYouTubeに飛ぶ。
あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜すごい(震)(震)(震)
一度聴いたあとに、感想を言いたかったけれど、言葉が見つからないほど、ドギョムの歌声で脳内がいっぱいになった。
どんなに過去に遡ろうと、ドギョムはいつでも歌がうまい。そんなことは、誰もが聞けば一瞬でわかる。でも、いつも確実に新たな魅力を伝えてくれる歌声に、何度も驚かされ、何度も好きになる。
つい先日、ブソクスンのOSTがリリースされたとき、わたしはドギョムの歌を絵本で考えるとしたら「読み聞かせがうまい」とたとえた。曲と歌詞を自分の中で咀嚼し、歌声でその世界観を説明するのが上手だと思うから。特に、その傾向はOSTで強く表れる。聞いたらすぐに「ドギョムの声だ!」とわかる、声に名前が書いてあるような素晴らしい歌声を持ちながらも、主張しすぎずにドラマの世界観に寄り添って歌う。
だけど、今回のカバーは読み聞かせじゃなかった。これまでのどんな歌声よりも、強い感情がのっていて、この歌詞を伝えたいという気持ちがダイレクトに伝わってきて、本当に本当に驚いてしまった。魂の歌声だった。特に、後半03:01〜の感情の込め方が圧巻で、何度聴いても自然と視界がにじむ。
放心状態のまま、急いで”결국 아무것도 알 수 없었지만(結局 何もわからなかったけど)” (原曲 : LUCY)の歌詞を探す。
“다녀왔어”
「ただいま」
最後の歌詞が目に入った瞬間に、ドギョムが以前カバーした”행운을 빌어 줘(A journey)” (原曲 : 원필)最後の歌詞がリンクする。
다녀오겠습니다
行ってきます
これはわたしの完全なる想像だけど(書いてること全部そうだけど)、少しずつ、長い期間をかけて、準備をしてくれているように感じてしまう。今回のカバー曲の歌詞にある「君」をCARATと考えると、なんだかそんなような気もしてきてしまうし、突然、Weverseに投稿した「僕が突然、透明人間になったらどうする?」の話も……遅かれ早かれくる、その時のための心構えをさせてくれているような気がしてしまう。(そうかも?と思うと、すべての思考がそっちに傾くオタクの悪いクセ)
遠くない将来、「行ってきます」と言って出かけたドギョムが帰ってきたときは、この歌詞の「君」のように「ただいま」と戻ってくるのでなく、ただ静かに待って、「おかえりなさい」で迎えたいな……そんなふうに思いながら、今日もドギョムの歌声を聴き続けている。
ところで、この曲のバイオリンの旋律がとても美しいなと思って聴いていたけれど、LUCYはバイオリン、ギター、ベース、ドラムで編成されたバンドなのか。ストリングス部隊を入れてるのかと思ったけど、バイオリンがいるバンドってめずらしいな。
知らなかったアーティストや曲をこれまでのSEVENTEENのカバーを通してたくさん教えてもらってきたけれど、また素敵な曲が知れてうれしい。ありがとう。大切に聴きます。
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