自分の個性をいつくしみ育めば、社会的やりがいへもたどり着く
ホロスコープを使うと、自分の個性を俯瞰してながめることができますよ、という記事を書きました。
さまざまな方のホロスコープを読み、お話をして、もう本当に人の個性って色とりどりだなぁといとおしく。
それぞれの種をどんなふうに現実に花開かせるのか。
どうぞ伸びやかに育んでくださいと、いつも願わずにはいられません。
ひとつとして同じものはないホロスコープを眺めていると、人と同じなどないよねぇと。そんなのできないですし、同じになろうという幻想にとらわれて、人と比べて自分を否定する時間がもったいないと、ひしひし感じます。
(人から刺激を受けて、自分のなかに眠っていた資質に気づく、はあると思います。)
あるがままの自分の資質を認め、愛し、楽しみつつ、育んでいく。ただそこにエネルギーを注げたらいい。
そうやって素直に育まれていけば、まずは人は自分の個人的関心から入ることが多いと思います。そのあと必ず、自分の資質を社会のなかで生かす、という視点へと導かれていきます。
ホロスコープのしくみってそういう成長段階もわかりやすいんですね。
ただ、素直に育まれる環境に恵まれなかった場合、この社会的視点が厳しすぎて抑圧になり、自分の良さをあるがままにいかせていないこともおおいです。
まずは親御さんとの関わりにはじまり、先生や上司など自分にとって権威者にあたる存在、そして組織のなかでの自分の反応や立ち位置など。
このあたりから、社会的視点をになう自分の内なる人格が、すこやかな導き手であるのか、恐れにとらわれた抑圧者であるのか、推測できます。
自分のなかの恐れと批判的な考えを解放していくには。
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余談ですが。
この「社会的な導き手あるいは抑圧者」の概念、西洋占星術では「土星」があらわします。
占星術とはかかわりのない心理的アプローチであるフォーカシングのなかでも、土星と同じような概念が「管理者/批判者」として、あげられているのが興味ぶかいところです。
このフォーカシングの概念は、フォーカシング実践者として著名なアン・コーネル・ワイザーとバーバラ・マクギャバンが、身体をつうじて心のしくみを解明していくなかで見い出しました。
彼女らが築いた理論のなかであげられる内なる人格たちのキャラクターには、西洋占星術でつかう惑星とサインの特徴につうじるものがあります。
わたしは、異なるこのふたつの技法がしめす共通点をとおして、人のなかにはやはり宇宙があるんだ、と体感しています。おもしろいですね、興味がつきません。
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