「そう言えば」
今年が2021年と言う事で、私が初めて韓国行ってから20年経ったというのもあり、個人的メモリアルイヤーです。
そんなことで思い出話を書きます。
samsungが運営していた「AllKorea」と
渋谷宇田川町にPC房まで出していたnevarが運営していた「netomo」という同時通訳チャットサイトがありました。
“netomo”のが韓国からの利用者が多いのもあり、新大久保で良くオフ会をやってました。
私が参加したオフ会は、事故の翌日で
花を手向ける人や手を合わせる人たちでただでさえかまぼこ状になっている上に狭い新大久保駅のホームは人がごった返して居ました。
私も手を合わせました。
今でも新大久保駅に赴く時はプレートに手を合わせます。
今回話しに出てくる男性もこの同時通訳チャットで「実際に会って話をしよう」と声を掛けて来た韓国人でした。
実年齢も出身地も本名も言わない。そんな人。
その人と上野の居酒屋に入ってあれこれ注文して話しをする。文字だけで会話をしていた人と実際に会うことに不信より新時代を感じていて楽しかった。
「そう言えば、キムチ好き?」
突然過ぎる質問に、何を言ってるのかわからない。
私にお構い無しに、「おれはさ、嫌い。でも軍にいるとキムチしか出ないから食べないと腹減るんだよね。だから食べてた。うまくないよ。しょうがないよ、腹が減ってるんだもん。まずくても喰わないと動けないもん。」
全く好みでもない、話しも面白くもない人の話をただ聞く時間。
「そうそう、アイドルが来るから見ましょうってあるんだよ。可愛くないんだ、でも女に飢えてるから可愛く見えるんだよね。面白いでしょ?出て来てテレビ見たらもっと可愛い子いっぱい居て驚いた。」
「日本に来て日本語勉強して、日本の女の子たちみんな可愛くてびっくりした。」
延々自分の話を怪しいくらいに流暢な日本語で話すこの人、結局どこまで本当を話しているのかわからなかった。
色々話しを聞いたけれど、その人の顔すらもう思い出せない。