日本史・・阿波神社
阿波神社があることを知っていますか?
地元に住んでいるけれど、知らなかった私。
ボランティアガイドの養成講座で行くことになり
初めて知った、阿波神社。
阿波神社の祭神は、
なんと、天皇。
第83代、土御門天皇です。
82代の後鳥羽上皇の第一王子です。
当時の天皇家は、都、京に、住んでいました。
なのに、何故、その皇子を祀る神社が
阿波、徳島にあるのでしょうか。
土御門天皇は、阿波、徳島で亡くなりました。
鎌倉幕府とのいざこざ(承久の乱)で、82代後鳥羽上皇と、84代順徳天皇(後鳥羽上皇の第三皇子)は、島流しに合いました。
土御門上皇は(順徳天皇が即位し、上皇になっています)、罰を受けなくとも良い立場でしたが、自ら、京にとどまることをやめ、四国の土佐、その後、阿波、徳島で過ごされていたようです。
争い事は苦手、和歌を好む、風流で温和な性格であったようですね。
なので、権力思考の父、後鳥羽上皇とは、反りが合わなかったのかもしれないですね。
後鳥羽上皇にとっては、第三皇子を即位させ、自らの思い通りに権力を動かせたかったのかもしれませんね。
土御門天皇は、和歌を好み、ゆったりとした時間を過ごし、20人近くのお子を作ったようです。
どちらの人生が良かったのかは、推し量るすべもありません。