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詩   旅立ち

今、この世界から
私一人いなくなっても
誰も気づかない
そうやって
誰しもが
忘れられていく

自分が存在しない世界を
考えたことがあるだろうか

いつかは巡りくる世界を

避けては通れない道を

進んで歩くには
時間がかかる

目覚めることの歓びも
意識のない快楽も

それが運命とならば

素直に受け入れよう

後悔はない

もはや
後悔は遅いのだ

誰も知らない所へ

そう旅立つ事の幸せを

運命の糸を

手繰り寄せながら














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