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詩 さよならの時
好きな人に巡り会えて
幸せな時間を紡ぐ
いつしか慣れっこになって終わりがくる
人はわがままな生き物だから
思うようにはいかない
いつもそばにいてほしいのに
なぜかしら離れていく
完璧な人間を
それはそれでつまらない
欠点もありきでおもしろい
だけどひとりは
やっぱり淋しいの
お料理をしても食べてくれる人はいない
わけのわからない自己満だけ
あと何年
こうやっていられるのだろう
いつか終わりがくることを
わかっていながらも
なにかに期待して
さよならのその時を延ばそうとして
その時を早く見たくて
さよならのその時は
いい女で終わりたい