詩 罰
雲の間に青い空を見て
明日の天気を占ってみても
心は晴れない
もう一度子供の頃に戻って
人を愛する事ができたなら
あの人に
別れを告げることもなかった
もっと愛されたいなんて
わからない事ばかり求めて
あの人を
困らせる事しかなかった
わかっていながら
一番大切なものを
見失ってしまった
だけど
あのとき
もっと強く抱きしめられたら
そう思うと
あの人が恋しくて
ただ恋しくて
後ろから抱きしめてくれた
あの人の顔も
思い出せない私は
神様からも見放されて
きっとこのまま
イバラだらけの道を
歩むのだろう
罰はあまりにもつらい