詩 雑魚の気持ち
今の世の中忙しい
何がそうさせるのか
秒単位で世界が動く
自分一人の世界などない
寂しいなどつらいなど
雑魚がいうこと
しかし
雑魚には雑魚の意地がある
雑魚の親は
もう人間様のお腹に入ってしまっただろうか
雑魚は
ひとりで生きていけるだろうか
寂しくないだろうか
心細くないだろうか
はぐれてしまった雑魚を
誰か愛してくれる雑魚は
見つかるだろうか
その愛のはて
雑魚は
幸せになれるだろうか
私は
そんな雑魚でいい
誰かに寄り添うだけの
ただ
それだけの
雑魚でかまわない
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