詩　さようならは・・

いつかまわりは

だぁれも知らない人ばかりになる

何世代も時代を紡いで

100年前今

100年先の今

誰も知る人はいない

命なんて小さなもの

ひとつくらいなくなったって

大したことじゃない

私の代わりにまたひとつ

あなたの代わりにまたひとつ

どんどん生まれてくる

未練や後悔なんかは

お荷物になるだけだ

暗黒の中で灯を見つけて

しがみつく

そうやって灯火を

守っていく

守ろうとする

だから今

あなたの声を聞きながら

深い眠りにつく

安らかな時を求めて