詩 約束
テラスのチェアに腰掛けた
君の頬に夕陽が差し込み
うたた寝の邪魔をされた
そんなしかめっ面も
愛しい
サンダルを放り投げて
波打ち際ではしゃぐ君も
大好きなソフトクリームの先端を僕にかじられて
怒る君も
僕には愛おしさにしか
感じられない
いくつもの季節を共に過ごし
何年たっても
僕の心を埋めてくれる
君の心は僕で埋められているだろうか
何度も何度も季節を過ごし
どんな時でも
この両手いっぱい抱きしめて
君を愛していこう
この身が滅びてしまおうとも
君を
愛し続けていこう
何が起ころうとも
一人にしないと
それが君との
大切な約束だから