詩 満月

満月が笑う
すべてを飲み込んで
明るく照らす
辛いことも悲しい事も 
包みこんで
明日からの道を照らすように
別け隔てなく照らす
なのに
ひとり影を落とすのは
なぜだろう
なにかが
たりない気がして
贅沢な願いが空回り
曇りない形で
守ってくれる月
みんなの願いが届くように
みんなの笑顔が咲くように
月の光は
優しく頷いてくれる

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