エヴァという作品が私の人生と共にあったことに感謝したい
「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」を見てきた。ネタバレも考察もない鑑賞後のお気持ち。
14歳でエヴァに出会って、今年28歳だから、私の中でも14年が経って、やっとエヴァが完結した。長かったようで、あっという間だった。青春はエヴァと一緒にあって、エヴァに出会っていなかったらどんな人になってたんだろうと思う。
25歳を過ぎてからエヴァを見返して、ミサトやリツコの感情描写が心に刺さったこともあった。10代のころは気づかなかった、女性の繊細な感情の機微に共感できる、そういう年齡になった。
ずっと飽きなかった理由は自分の年齡や経験によって違う感情を発見させてくれる作品だったからかもしれない。(エヴァの謎や考察も大好き、キャラも大好きだけど)
そういえば、人生初めての映画デートは「破」だった。たぶん15歳とか。エヴァを教えてくれた男子。そして今日も好きな人と見た。今、思い出すと当時の彼と顔が似てる気がする。顔のタイプは14年経っても変わってないのか?それはまあいいや。
シン・エヴァの感想は表題のとおり。まず、第一に感謝したい気持ち。それから興奮と寂しさと厳かさ、悲しさ、照れくささ…卒業式ような感情。
遂にエヴァが終わってしまう…という思いで映画泥棒あたりからもう胸がギュッとしてしまった。
映画の終盤で「お前ら今までエヴァを見てくれてありがとな」って的な感じのシーンがびゅんびゅん出てきて。こちらこそ本当ありがとう…。
正直、今回は「〇〇は〇〇を意味してる」的な考察までいけてない。でも完璧に理解したいとか思ってないんだよなぁ。謎が残ってる方が何度も楽しめるから。
それから、Q公開からの約8年ずっと「シン・ゴジラとかいいからエヴァ早く作れよ」「なに声優とかやってんだよ」とか庵野監督の悪口を言っていたことを本当に謝りたい。
待った価値以上に素晴らしい最終回だった。こんな作品に出会えるの、人生であと何回あるんだろう。感謝したい。