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【選挙ウォッチャー】 大阪府議選2023・大阪市平野区レポート。

 3月31日告示、4月9日投票で、大阪府議選が行われました。
 大阪市平野区は定数2となっており、今年も維新、公明、共産という構図になりました。平野区は大阪24区の中で最も人口が多く、JR西日本や西濃運輸などの社宅もあり、笑福亭鶴瓶、笑福亭鶴光、久本雅美などを生み出したほか、関西の「痴の巨人」である「ほんこん」の出身地でもあります。一方で、元乃木坂46の西野七瀬さんも生み出しており、出身の人を見るだけで面白いです。

岩木 均  64 現 大阪維新の会
藤村 昌隆 47 現 公明党
山本 陽子 69 元 日本共産党

 そんな平野区の選挙は、どうだったのか。
 このレポートが西野七瀬さんの目に留まり、「選挙ウォッチャー」という人がいるんだと思ってくれたら幸せですが、どうせ「ほんこん」をリスペクトしているアホからウザガラまれるだけなのだと思います。


■ 大阪市平野区・選挙ボード解説動画


■ 「大阪万博」の今を伝える(#17)

大阪万博の会場は、あと2年と言いながら、まったく整備が進んでいない

 大阪万博における最大の目玉は何か。
 それはおそらく「空飛ぶ車」ではないでしょうか。実際には、車というよりヘリコプター型のドローンと言った方が良さそうですし、見た目にも車の要素が薄すぎて、ほとんどの人が車だと思っていない代物です。
 しかし、ワクワクする未来の乗り物として、イソジン吉村が大宣伝しているのが、この「空飛ぶ車」。ただ、僕はこの「空飛ぶ車」は、ほとんど企画通りには実現しないのではないかと考えています。
 イソジン吉村の説明では、まるでタクシーのように空を移動できるかのような話になっています。計画では、大阪城から夢洲まで約9分で移動することができ、温室効果ガスを排出せず、ヘリコプターより断然安い値段で移動ができるというのです。
 確かに、理論上はそうかもしれません。しかし、この「空飛ぶ車」は、どれくらい駆動するのでしょうか。一般的なドローンでも、フル充電で可能な飛行時間は約30分ほどです。5分でフル充電するような新技術も開発されているようですが、30分の飛行を実現するのに60分~90分の充電時間がかかることを考えると、おそらく飛行している時間より充電している時間の方が長くなるのではないでしょうか。大阪城から万博会場までを飛ぶとなると、下は住宅になりますので、落ちるわけにはいきません。人が乗っているので海に落ちても大惨事ですが、そうなると中途半端な充電で出発するということは許されないはずです。バッテリーは、暑さ寒さにも大きく影響しますので、より高い安全性を確保しようとすると、客を乗せる時には常にフル充電がマストということになるのではないかと思います。そうなってしまうと、大阪城や大阪万博に着陸するなり、すぐさま充電をしなければならなくなるのではないでしょうか。
 大阪維新の会は、このあたりの安全性を無視して「規制緩和」に走ろうとしていますが、電動キックボードの事故を見れば分かるように、安全性を無視して規制緩和をすると、ろくなことになりません。ましてや、空を飛ぶ乗り物ですから、キックボードと違って、コケて骨折するぐらいでは済まされず、最悪の場合、数十人単位で人が死ぬ可能性が発生します。小型飛行機が商店街に墜落するぐらいの大惨事をもたらす可能性すらあるのです。こうなってしまうと、単純に「空飛ぶ車」を運営する会社だけの責任ではないのではないかという話になってくると思います。

空飛ぶ車のオペレーションが考えられているとは思えない大阪万博の会場

 そもそも「空飛ぶ車」は、飛行機と異なり、高度が低いということが特徴になります。そして、あまり考えられていませんが、「高度が低い」というのは、すなわち「リスクが高い」ということでもあります。
 実際、高さ5000mから落ちても、高さ50mから落ちても、人は死にます。2階ぐらいの高さだったら別ですが、ある程度の高さになってしまうと、高さはあまり関係がないという感じになります。しかし、飛行機の場合には空港への進入ルートが決まっていて、周辺には高さ制限がかかっているため、高いビルに激突する心配はありません。しかし、低空飛行をするということは障害物がたくさんあるということになりますし、飛行機やヘリコプターのような「事故を起こさないためのルール」が徹底されていないこともあって、運用には「能力の高さ」が求められます。
 世界の国々を巻き込んだパビリオンの建設ですら、これだけ無能をこじらせているのですから、さては「維新」ぐらいのアホになると、イソジン吉村肝いりの「空飛ぶ車」が飛ぶことしか考えていないのではないかと思うのです。「そんなにバカかよ!」と思うかもしれませんが、昨今の無能の特徴はオペレーションのことを何も考えていないということにあります。果たして本当に「空飛ぶ車」は実現するのでしょうか。
 維新の計画では、この「空飛ぶ車」をタクシーのように使ってもらおうと計画しているようですが、実際のオペレーションを考えると、おそらくタクシーのように使うことはできません。理由は、飛行時間に制約があることから、複数の「空飛ぶ車」が万博会場に着陸しようとする場合、空中で待機する時間が生まれてしまいますが、そんなことをしていたら墜落する可能性が出てしまうけれど、飛行機と違って管制塔があるわけでもなさそうで、まわりの「空飛ぶ車」との調整ができなければ、ますます墜落する可能性が高くなってしまうからです。
 僕は日頃から「N国党」という極限のアホの集団を見ていますが、これぐらいのアホになってくると、オペレーションというものは、まずもって考えられないため、「空飛ぶ車が空を飛ぶ」以外の考えがありません。あとは着陸する所を作っておけば、業者が何とかしてくれると思っている可能性が高いです。維新の肝入りである「空飛ぶ車」は、きっと失敗します。今から予言しておきたいと思います。


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