大きなチワワ
なんて矛盾したタイトルなんだ!
と、ツッコんで下さった方がもしいらしたら、
どうもありがとうございます。
前回もお話しさせて頂いたんですが、我が家には2匹の犬がいまして、
1匹は雄のチワワで、もう1匹は雌のオーストラリアン・キャトル・ドッグという犬です。
今回お話しさせて頂くのは、チワワはチワワでも大きなチワワについてです。
名前をソックスと言うんですが、どうしてソックスと名付けたのか、
そのまんまです。
まるで靴下をはいているような足をしていたから。
それから、これはあまり周りには言って来なかったんですが、『犬と私の10の約束』という映画に出てくる主人公の愛犬がソックスと言う名前で、それはそれは優しい良い子で、私の犬もそんな子になってほしいなぁ、と密かな願いを込めました。
そんなソックスに関する、
1.『可哀想だったこと』
2.『びっくりしたこと』
3.『面白かったこと』
4.『可愛かったこと』
5.『怖かったこと』
この5つについてまとめたので、
ぜひ読んで頂けたら嬉しいです。
1.『可哀想だったこと』
ソックスはチワワに見えないほど大きな体をしている。
初めて飼った犬がソックスで、当時はチワワというのは、このくらいの大きさなんだとばかり思い込んでいたが、今思えば子犬の頃から大きかった。
病気のリスクを減らすために去勢をしたので、太っていた時期もあったが、元々の骨格が大きいのでキャベツダイエットで痩せた現在でも体の大きさは変わっていない。
なので、ソックスと散歩に行くとこんなことが起こる。
前方から小学生の男の子2人が自転車でやって来て、
私達の横を通り過ぎようとした時、1人の男の子が
「チワワや!」と言った。
それを聞いて、チワワに見えて良かった〜と喜んだのも束の間、もう1人の男の子がキッパリとこう言った。
「違うでー!パピヨンやで!」と。
とても純粋な捨て台詞に、少しだけ気持ちが落ち込んだ日だった。
そして、また別の日。
ソックスと歩いていると、おばちゃんがニコニコと近付いてきて、自信満々な声で言った。
「可愛いパピヨンやね〜」と。
まてまて。
さすがに、私も負けじと
「いや、チワワなんですよ〜」と返したものの、
「あれ〜そうなんやね〜大っきいね〜」
と悪気の全く無い言葉に撃沈した。
2.『びっくりしたこと』
これも、体が大きいがゆえのことだと思うが、なんせ体が丈夫だ。
1番驚いたのが、
母がちょっとした出来心でソックスを自転車の前カゴに乗せたことがあって、よっぽど嫌だったのか、彼は自らカゴから飛び降りたようだった。
普通なら怪我をしてもおかしくないが、なんとも見事に無傷だったのだ。
ソックスの体が丈夫で良かったと思った出来事だった。
3.『面白かったこと』
ソックスは、こちらが教えていないのに、枕の使用方法を知っていた。
父がリビングでくつろぐ時に使われるその枕は、犬の頭の下でその役目を果たしていた。
私はそれを見て、そっと毛布を掛けてあげた。
犬はスヤスヤと眠っていた。
もう1つ、思わず笑ってしまうことがある。
ソックスはウンチをしたあと、おしりの周りにウンチの残り物をくっつけていることがよくある。
その残り物を拭き取るために、「おしり拭くよ〜」と呼びかけると、彼はちゃんとおしりを拭かれにやって来るのだ。
まあ、彼の本当の目的はおしりを拭かれたあとの“おやつ”なのだけれど。
4.『可愛かったこと』
ある日、何を思ったのか、私と母はソックスに服を着せることにした。
ちなみに、この時の彼は体重が7キロ代だった。(←ここ大事)
まず1つ言っておきたいのだが、
犬に着せる服の役割は、服自身が『可愛い』の対象でありながらも、犬よりも一歩後ろでその犬の魅力(良い部分)を最大限に引き出すこと。
だと思っている。
しかし、ソックスに着せた服は、そのルールを真っ向から無視してきた。
可愛い!とは特に思わないデザインの服(母の手作り)でありながら、彼よりも一歩前で彼の魅力(悪い部分)を最大限に引き出したのだ。
ピッチピチのムッチムチだった。
でも、1つだけ良い点もあった。
それは、触り心地が非常に気持ちの良いものであったということ。
プニプニと背中が弾んだ。
最高だった。
5.『怖かったこと』
我が家にはそれまで、ソファーなどと言う良い物はなかったのだが、ある時ついに1台のソファーがやって来た。
予想していた通り、そこはすぐにソックスのお気に入りの場所になった。
私は、彼がそこでくつろいでいる姿を何度も見てきたが、あの時、この目に飛び込んできた彼の姿は恐ろしく異様だった。
リビングからキッチンに向かう途中に、そのソファーは設置されている。
私がキッチンに行こうとそこを通り過ぎようとした時、ソファーへと目をやると、なんとそこには、
ソファーの1番上、すなわち、背もたれの上の部分に乗っておすわりをしているソックスがいたのだ。
なぜ彼がそんな幅の狭い、高い場所にいたのかは分からなかったが、彼はそこで、伏せたり座ったり思いのままに過ごしていた。
だが、私にはそれが何とも恐ろしく思えたのだった。
とまあこんな感じの犬なんですが、これからもぼちぼちお話出来たらなと思います。
良ければまた立ち寄って頂けたら嬉しいです。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
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