スキャン_40

13GIRLS SS+バースデ絵 3月19日

オリジナルキャラクターの誕生日に合わせた作品です。

3月19日 昼休み - 恵比寿第一高校 生徒会室


ガチャ、ガラガラ…

馬場時子(B)「確かに今日はこの時間帯、ここには誰もいないけど…どうぞ」

藍田ちえみ(C)「おっじゃまっしま〜す」

早坂あかり(A)「ごめんね、教室だとちょっと恥ずかしくって」

ガラガラ、バタン

B「ふぅ、それにしても、二人ともどうしたの、お弁当の後で生徒会室行きたい、なん、て…」

A・C「「にゃーん!!」」

B「」

C「ばばしーお誕生日おめでとにゃ〜!」

A「おめでと…にゃ〜ん」

B「(どうしよう…)えーっと、その猫耳…百均?」

C「百均にゃ!」

A(ちえみん、言わなくていいから)

C(あかりん、語尾はにゃーだよ!ばばしーは猫大好きにゃんだから)

B「…フフッ…」プルプル

A(ばばしー、笑いこらえてる…)

B「ありがとね、二人とも」

C「んふっ、どーいたしみゃしゅてにゃー(噛んだ)」

A「ちえみんと話して、普通にプレゼント渡してもつまんないよねって…これ、ちえみんとあたしから。ヘアピンのいいやつ、ネコの模様」

B「ふふ、ありがと」

C「うちからは熱いくちづけを…うぶぶ」

B「そういうのはいいです」

C「でもさ、ばばしーいつもお姉ちゃん的存在なのに、この中で最年少って思うと不思議だよね」

A「ちえみん誕生日10月だっけ。あたし5月だから一番年上かあ」

B「もう高校生なんだし、誕生月でそんなに変わらないわよ」

A「まあそうだねw」

C「強がらなくていいにゃ。おねえさんが口唇で慰めてあげむおふ」

B「お気持ちだけで結構です」

A「そっか、これで3人とも17歳だ」

B「あ…そうね」

C「でも、5月にはあかりんが18歳だね」

B「…心配しなくていいわよ、私達、作者都合で進級しないらしいから」

A「作者…?」

B「なんていうか…サザエさんみたいに、高校2年生を繰り返すんだって」

C「なんかわかんないけど、ばばしーは4月で16歳に戻るの?」

B「…そうみたいね。誰かが私達の未来を描かない限り。」

A「じゃあ、また3人でお祝いしようよ!」

C「また一緒にいられるとか、よくない?」

B「(この子達はもう…人たらしなんだから)」

C「それに、ずっと受験しなくてもいいってことでしょ?ラッキーじゃん」

B「いやーそれはどうかと思いますよ先輩」

C「敬語〜!!さっきからちょいちょい〜!!年下扱いしてごめんって!」

A「あたしたちは4月で16歳に戻るけど、また新しい1年が始まる。それに、3人で一緒ならきっと楽しい学校生活になると思う。」

B「あかりんは誰に喋ってるの?」

A「読者かな。放送部らしくナレーションを…」

B「OK」

C「二人が何を言ってるのかわからない…後半へ続く」

B「いや続かないから。ちえみん本当はわかってるでしょ」

A「ばばしー、ヘアピンつけたげるね」

B「お願い。ていうか、二人とも猫耳外さないの?」

C「写真撮ってから外す〜。スマホスタンドよし、セルフタイマーよし…」

B「ここかな」

A「うん、3人入ってる?」

C「オッケ〜、じゃあ飼い主と飼い猫のテイで〜」

カシャーッ

(了)

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

リアル猫は大好きだけど、猫耳少女にはクールを貫く、生徒会書記の誕生日。
自分たちが「年を取らないキャラクター」だと自覚していて、受け入れているという体裁のメタフィクション。このトリオだと、真面目な話にはなっても暗くはならないのかなと思います。お粗末様でした。

ABCトリオが登場するエピソード


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