『スペースチキンマン』第14話 「チョコレートに気をつけろ!」
前回のあらすじ
大橋巨泉ギャグを言った。
ポッキーのなる花を見つけた!
モモンガ兄弟を追ってたどりついた
月の中にある第2地球で
アホロ計画のアジトを手分けして探すため
チキンマンはボッチーと別れた!
いっぱい歩いていたらとてもおなかがすいた!
「おなかがすいてこれ以上歩けないぞ!」
原っぱをふらふらしていると
甘くてとてもいいにおいのする花が咲いていた!
「こうなったら
『戦場のメリークリスマス』のデビッド・ボウイみたく
花を食べてやる!」
チキンマンはものすごく適当な英語で
『ライフ・オン・マーズ』を歌いながら
その花の中を覗いた!
「♫ちぇーんちぇーんファイティンイナしゃんしゃん」
するとなんと!
花の中にはポッキーがはえていた!
「ややーっ!
これはポッキーのなる花だ!」
チキンマンはポッキーが大好きだったので
すぐに食べようとしたが
ねこがいっしょうけんめい鳴いた!
「なーん!なーん!」
「なんだ?これは食べちゃいけないのか?」
「なーん!」
チキンマンは少し考えた!
「ははーん!なるほど!
さてはポッキーじゃないな?」
「なーん!」
「きっとこれはアホロ計画が作った新しい植物だ!
だとすると・・・」
「なーん!」
「これはポッキーに見せかけておいて・・・
カバヤのチョコプレッツェルだ!」
チキンマンは花からはえているチョコお菓子を食べた!
「なーん!」
「ほら見ろ!
これは間違いなくカバヤのチョコプレッツェルの方だ!
甘みがちがうもの!
俺にはわかるのさ!
アホロ計画は本当にアホだなぁ!
こんなのに俺がだまされると思っているのか!」
すると!
カバヤのチョコプレッツェルがもぞもぞと動き出したではないか!
「なんすか!
なんすかー!!」
チキンマンはカバヤのチョコプレッツェルにつかまってしまった!
「おのれー!
はなせカバヤのチョコプレッツェル!
はなせー!!」
チキンマンが逃げようとしているところにアホロ計画の怪人が現れた!
「いーっすねー!
いーっすねー!」
「誰だ!」
「あっしの名前は4Kキッド!
近畿大学のアメフト部マネージャーだったんすけど
なんでもかんでもYouTubeで配信してしまうので
クビになっちまいましてね!」
「おい4Kキッド!
話を聞いてやるからここから出せ!」
「いやいやもったいない!
あっしはここでバカがつかまるのをずっと待ってたんすよ!
出てこいルーター66!」
ガシャンガシャンと歩きながらWi-Fiロボットの
ルーター66号がやって来た!
「いいすかルーター66!
Wi-Fi電波をしっかりと地球まで飛ばして
こいつのかっこ悪いところを生配信するんすよ!」
「な!なんだと!
やめたんせ!
やめたんせー!」
「配信スタート!」
「やめたんせー!!!!!!!」
4Kキッドの恐ろしい罠にかかったチキンマン!
ギリギリとしまるカバヤのチョコプレッツェル!
第2地球の草原に
どこの方言かもわからないチキンマンの叫びがひびく!
やらかせチキンマン!
次は激辛やきそば!
その次は当たりが出るまでガリガリ君!
ついにはYouTube界のアイドルになればいい!
(2020年6月10日)