『スペースチキンマン』第２１話 「恐怖の円盤人トードマン」
前回のあらすじ
小さい緑の宇宙怪人トードマンを取り逃がした。
トードホッパーに乗ったトードマンはチキンマンの円盤を攻撃した！
円盤はかろうじて光線銃をはじき返していたが
このまま何度も撃たれたら壊されてしまう！
円盤には攻撃する武器はないのでパーヴォは覚悟を決めて外に出た！
「トランスフォーム！うでー！」
本当は言わなくてもいいのだろうが
チキンマンと長く一緒にいたせいで言ってしまった！
パーヴォの腕はフィンランド・ガンに変形した！
「やめろ緑のやつ！」
トードマンとパーヴォは銃を撃ち合った！
ピキューン！
ドガーン！
プチューン！
ドガーン！
空対陸のすごい闘いだった！
しかしパーヴォのフィンランド・ガンは
畑からヘラジカを追い払うための武器なので
当たってもたいしてきかなかった！
それに空を飛んでいるトードマンの方が強かった！
トードマンはケロケロと笑った！
「当たってもきかない鉄砲で俺を倒そうなんて
すごくバカなロボットだなお前は！」
「チキンマン！応援を頼む！まだかチキンマン？」
その頃チキンマン達はたくさんの敵に囲まれていた！
「だめだパーヴォ！
こっちにも敵が多すぎるんだ！
なんとかもう少し持ちこたえてくれ！」
「ようし！こうなったら最後の手段だ！」
パーヴォは体の中の電気を頭に集中させた！
「俺のエネルギー波であいつを落としてやる！」
無線でチキンマンの声が聞こえた！
「やめろパーヴォ！
そういうのをやると
たいがいお前が死んでしまうパターンだ！」
「俺はロボットだ！
死んだりしない！
地球に帰ったらスーロネンさんに修理してもらってくれ！」
「やめろパーヴォ！」
パーヴォのエネルギーがぜんぶ頭にたまった！
「くらえフィンランド・エネルギー！」
びびびびびびびびびびびびびび！
「ぐあああーっ！」
トードマンは墜落した！
パーヴォはエネルギーを全部使ったのでもう動かなくなった！
「おのれバカロボット！
こうなったら・・・
出撃！ジャイアント・リープ！」
トードマンがそう言うと謎のロケットが飛んで来た！
着陸した謎のロケットから手や足がはえてきた！
トードホッパーは最後の燃料で空に浮かび上がった！
「はまれー！頭ー！」
トードホッパーがロケットの頭に合体すると！
それはなんと
巨大ロボット「ジャイアント・リープ」に変形したのだ！
トードマンは笑った！
「ケロケロケロケロケロケロ！」
円盤が壊されたら地球には帰れない！
どうなるチキンマン！
お前が帰ってこないと寂しいと言う人は割と多い！
今こそやらかせチキンマン！
(2020年7月29日)
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