先進都市対決:香港 vs シンガポール vs ドバイ
以下は2019年に書いた記事です。
それぞれ東アジア・東南アジア・中東と異なる地域にあって「似ている」といわれる3都市を勝手に比較します。
ちなみに、シンガポールこそ1年居住しているものの、他2都市は最近数日訪れただけなので、多分に短期訪問者による印象論である点につきご留意ください。
1.街並み・文化
香港 ➡➡ ドバイ・シンガポール
香港は古い建物も多くこぎれいな街並みとはいえない反面、山・川をバックに元宗主国イギリスと中国本土双方の文化がうまく融合した懐かしい空気感。
ドバイは一見いかにもバブリーな(建物がとにかく高い)街並みに、ガンドゥーラ(男性の白い服)・ヒジャブ(女性の黒い布)を身につけた人々、金や伝統工芸的なものの売り場など地域性を感じます。
シンガポールはコンパクトで便利には違いないけど、人為的に作られた地域(川沿いのマリーナベイサンズや金融街)とローカル地域(中国系・マレー系の店など)が交互に存在していて絶妙にアンバランス。笑
2.金銭面(物価・税金)
物価の安さ:香港 ➡ シンガポール ➡ ドバイ
CPIなどチェックしたわけではないです。だいたいハンバーガーと牛丼とコンビニのお菓子が目安。
所得税の低さ(働く場合):ドバイ ➡➡ シンガポール ➡ 香港
ドバイは0%、シンガポール・香港は累進課税なので年収1,000円相当と仮定して試算すると各7%・15%ほど
したがって、旅行なら香港が一番安上がり、働くならどこも大差なし、といった感じになりそうです。
3.気候
香港 ➡ ドバイ ➡ シンガポール
僕は圧倒的に四季・変化が欲しいタイプなので、「服装変えたくない」「旬の食材とか興味ない」「暑いの大好き」という方にとっては真逆の順序になるかもです。
香港は想像してたより温暖だけど四季がある。
ドバイは「外歩けないほど暑い」と聞いていて、実際、訪問した7月末は年間で最も暑い時期で気温40度とかなので確かに暑いが、どうせ(だからか)外歩くことはあんまりない。ちなみに真夏の数ヶ月を除けば意外と過ごしやすいらしい。
シンガポールは年間を通じてほぼ気温差がないので、寒いのが大嫌いな人には良いですね。
4.利便性
インフラ・都市設計など:香港・シンガポール ➡ ドバイ
多分に好みが分かれると思いますが、個人的には中心部がコンパクトな香港が好きです。
シンガポールは大抵のことは便利で効率的なのですが、バス・電車に関しては非常に遅い。たぶん路線・駅/停留所の設計が悪いせいで、先日はバスがバス停の順番待ちで10台ほど連なってました。笑
ドバイは景観が良い反面、建物間の距離が離れていてちょっとしたタクシー移動が多くなる傾向にありそう。
5.言語面(日本語・英語の通じやすさ)
英語:ドバイ ➡ シンガポール ➡ 香港
日本語:シンガポール ➡ 香港 ➡➡➡ ドバイ
ドバイは外国人が9割(もっと?)を占めるだけあってどこでも英語が通じる上、多国籍ゆえに発音に偏りがないので聞き取りやすいです。
シンガポールは圧倒的多数の人がコテコテに訛ったシングリッシュ(発音が中国語化した英語っぽいやつ)を話すので、会話に苦戦することも。(日本語(標準語)を習得した外国人がいきなり大阪に住んだらこんな感じ?笑)
香港はドバイほど外国人比率は高くなく、ローカル言語は中国語なので通じないときは通じないです。
6.治安
たぶんぜんぶめちゃ安全
以上、独断と偏見で比較してみました。
各地に知人もいるので、旅行を検討している方・移住を検討している方はぜひご連絡をば。
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