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世界ともつながる北海道地図株式会社GICS(ジックス)を体験してきた。

 当協会の会員会社である北海道地図株式会社(本社北海道旭川市台場一条二丁目1番6号)の東京支店にて北海道地図(株)が展開する次世代コミニケーションシステムGICS(ジックス)を体験させてもらえるということで早速行ってきた。

まさかの旭川の本社より小林社長に直々にご紹介いただきました。

 こちらのシステムは「あたかも同じ空間にいるかのような自然なコミュニケーション」を可能とするという。どういうことかというと、まずソニーグループのMUSVI株式会社から提供される「テレプレゼンスシステム」を使用しているという点が挙げられる。このテレプレゼンスシステムにより、高品質4Kの映像に加え同時に会話をしても途切れることのないストレスフリーな会話が臨場感や没入感を生んでいた。

 この写真にあるような机付きの同じ筐体が接続先にも設置されているて、この筐体の左右にある二つのマイクが声や音を拾い、画面の向こう側のスピーカーから音が出る時には左右や奥行きを持った出力をする。つまり、向こう側で話しながら右から左へ画面を横切るように移動すると、こちら側でも音声は右から左に抜けるように聞こえる。

 これだけでもかなりの臨場感だが、この筐体には共有カメラと手元ディスプレイが付いている。これは手元の資料を共有カメラで撮影することで向こう側では手元ディスプレイに同じ資料が展開されるというもの。

 商談をするように資料を置いてみたところ違和感なく共有することができた。この機能が評価され、とある銀行の窓口業務でも使用されているとのこと。

実際に隠岐島の隠岐ユネスコ世界ジオパークと三笠ジオパークをGICSで繋ぎ中学1年生47名を対象にした遠隔授業を行うなどしているという。
 個人的にもかなり高品質に会話ができることに驚きを覚えつつ、今後世の中でもこういったサービスが当たり前になるだろうと想像がついた。

いつもながら北海道地図(株)の挑戦はいつも驚かされることばかりである。これ以外にもAR、VR、MRやメタバースの領域にも進出している。それらは地図や情報処理の技術で培ったものから進化し別領域へと発展している。今後の挑戦も注視していきたい。

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