【声劇台本】変わり行く君へ

【声劇台本】変わり行く君へ

ジャンル
バトル

ストーリー
満月の夜のみ
人が殺される事件が続いている。
一体何故、満月の夜のみなのか?
一体誰が
何の目的で………

登場人物
伊勢谷 柊優【いせや しゅうや】
母【伊勢谷家】
真也【しんや・クラスメイト】
優香【ゆうか・クラスメイト】
謎の男
公安・神谷【かみや】
公安・涼宮【すずみや】
その他
ニュースキャスター
先生

台本

柊優・昔……母が読んでくれた絵本で
好きなのが
狼人間の話
満月の夜にだけ
狼人間になってしまう話
俺は、その話が好きだ……

ニュースキャスター「半年前より、満月の夜に人が殺害される事件が続いており。
今も尚、警察の捜査が続いています。
依然、犯人の行方は掴めておらず。
警察による捜査が続いています……」

母「本当、物騒ねぇ……柊優!あんた気をつけなさいよ!今夜は満月なんだから!」

柊優「大丈夫だって!陸上部で鍛えた足で、逃げるからさ!」

母「ちょっと!あんた!真面目に言ってるのよ!」

柊優「はいはい!じゃあ!いってきまーす!」

母「もう!柊優!はぁ……あの子たら……」

柊優「おはよー!」

真也「おはよー!柊優、今日部活ないて!満月だから、今日は学校も早く終わるけど、カラオケ行かない?」

柊優「おっ!いいねぇ!行こうぜー!」

優香「もう!2人共!何かあったら、どうするの?遊んでる場合?」

真也「おっ!優香も来るか?」

優香「私はパス!」

柊優「優香ビビってんのか?」

優香「もう!ビビってないわよ!何かあったら、どうするのよ!」

柊優「優香は心配性だな!大丈夫だって!早く帰るから!」

真也「そうそう!大丈夫!大丈夫!」

優香「もう!知らないから!」

先生「よし!朝礼始めるぞ!いいか、最近物騒な事件が起きてるからな、今日は早く帰ること!部活動は休みだ!いいな!」

真也「はぁ~やっぱカラオケ最高だわ~」

柊優「だな!さて、そろそろ帰るか!」

真也「だな!ところでさぁ!もし、殺人鬼出たらどうする?」

柊優「あぁ…大丈夫!大丈夫!走って逃げるよ!」

真也「柊優は短距離だもんな!じゃあなぁ!おつー!」

柊優「またな!」

柊優「さて、今日は満月が出てるな~まぁ、殺人鬼なんて出くわすわけないし、でも、母ちゃんに怒られるかな?そっちの方が、よっぽど怖いわ!あっはははは!」

謎の男「すみません……」

柊優「うわっ!」

柊優(えっ?いつからいたんだ?全然気づかなかった……やべぇ……今の聞かれてたか?)

柊優「えっ?何でしょうか?」

謎の男「いや~今宵も満月が綺麗ですねぇ~」

柊優「はぁ~そうですね……」

柊優(何だよこいつ?気味悪いな……無視して行くか)

謎の男「私ねぇ……満月を見ると……狼になちゃうんですよ……」

柊優「は……はぁ……おっ狼ですか?」

謎の男「そうなんです……あぁ~今宵も満月が美しい!いい夜だ!うっ………うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

柊優「えっ!?何だ!ど…どいうことだ!?」

柊優(何なんだよ!男が狼みたいに変わっていってる!?クソッ!足に力が入らねぇ!どうすんだよ!)

謎の男「ふっふふふふふ……どうしました?怖いですか?私はとてもいい気分です!さて……お腹が空いてしまって……あなたを頂きたいと思います!」

柊優「あっ………だ……誰か助けてぇーーーーーー!」

神谷「オラァーーー!」

謎の男「ぐぁ!!誰だ?」

神谷「やっと見つけたぞ!貴様を捕まえる!」

謎の男「ぐっ……やってみろ!噛みちぎってやる!」

柊優(何なんだよ!いきなら狼男に襲われそうになったと思ったら、次は
ヒーローみたいな格好したやつが
助けてくれた?何なんだよ!)

神谷「アンビレルセーバー!喰らえ!!」

謎の男「ぐぁぁぁぁぁぁ!クソぉ!腕が!?………ちっ……ここは引くしかないようですね!」

神谷「待て!!」

柊優「何なんだよ……」

涼宮「君…大丈夫?」

柊優「えっ!?は…はい」

涼宮「とりあえず、家に送るから、車に乗って」

柊優「はい……」

柊優「あっ……あの……さっきのやつは?」

涼宮「あぁ……あれはニュースでもやってる満月の夜に殺人をしてる犯人」

柊優「そうじゃなくて……なんであんな姿に……」

涼宮「そうね……見てしまったから教えておくけど、その前に……今日見たこと、聞いた事、全部秘密にするなら、教えてあげるわ」

柊優「………わかりました。絶対に言いません……」

涼宮「わかったわ……あの男は満月を見ると狼人間になるの、何故なるのか、それは、あるウィルスが原因なの
ただ……そのウィルスがどこから作られ、誰が彼らに与えたのか、それはわかってないの、だから私たちは
あいつらを、捕まえようとしてるの」

柊優「彼ら……?」

涼宮「そうね、あの男1人の仕業ではないと思ってるわ」

柊優「その……あのヒーローみたいな格好していた人は?」

涼宮「あぁ、彼は私たち公安の者よ。神谷て、言うんだけど
彼にも同じウィルスを打っているの」

柊優「えっ?ウィルスを?でも、そのウィルスはどうやって?」

涼宮「まぁ、簡単に言えば、奴らの血液等を採取して、同じような物を作ったの」

柊優「その神谷さんの、ヒーローに変わる条件は?」

涼宮「彼の条件は、誰かが助けを求めた時に、変身する能力、たまたま
あなたが、助けを求めてくれたお陰で、変身出来たわ」

柊優「……あっ!あの……」

涼宮「着いたわ…さて、今話した事、見た事、絶対話さないでね。もし話せば、あなたは監獄行き、もちろん……話を聞いた人もね」

柊優「は……はい」

涼宮「それじゃ……」

柊優「ただいま」

母「柊優!!心配したのよ!こんな時間まで何してたの?」

柊優「ご…ごめん!ちょっと……」

母「ちょっと!柊優!」

柊優(……何なんだよ……あいつは……
それに公安?)

柊優「あぁ!!クソッ!」

謎の男「ぐっ……あの野郎……よくも腕を……次は殺す!」

???「おいおいおい!ひでぇザマだな!それに、口が悪くなってるぞ!」

謎の男「黙りなさい!あなたを食い殺しますよ!」

???「おい?いいのか?満月がねぇと変身出来ねぇくせによぉ!俺とやんのか?」

謎の男「……いえ……ですが次こそ公安のやつらは、私が殺します」

???「まぁ、やつらの能力も、
一つわかったし……そろそろ計画を
進めようじゃないか………」

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