桃太郎伝説~OGRE ~第二章

桃太郎伝説~OGRE~第二章

第二章・狂犬のケンジ

登場人物(2人)
Mark XII
狂犬のケンジ

Mark XⅡが旅をしていると
遠くの方からバイクの音が聞こえて来ました。
ブーン!ブーン!
バイクを爆音を奏なでながら
1人の男が目の前に現れました。

狂犬のケンジ「よぉ!てめぇが、あの噂のMark XⅡか!強ぇ~んだって!俺は狂犬のケンジ!俺と喧嘩しようぜ!どっちが強ぇか!勝負だぁ!」

Mark「やれやれ……仕方ないですね…」

狂犬のケンジ「俺の牙はやべぇぞ!お前の腕を食いちぎってやるよ!」

Mark「そうですか……では行きますよ……」

Mark XⅡが刀に手を掛けた瞬間
一瞬だった
狂犬のケンジは何が起こったのか
理解できなかった。

狂犬のケンジ「なっ!?切ら……れてない?バカな……今俺は切られたはず!?」

Mark「ふっ……そう見えただけですよ……私の覇気で、貴方は切られたように錯覚したのです。」

狂犬のケンジは膝をついた

狂犬のケンジ「なん……だと!強い!これが、この国で1番強い……Mark XⅡ……」

Mark「それでは、私は先を急いでおりますので……」

狂犬のケンジ「待ってくれ!お……俺を仲間にしてくれ!頼む!あんたと一緒に旅をしてぇ!」

Mark「いいでしょう……それでは行きますよ!……あっ!?これ、食べます?」

狂犬のケンジ「えっ!?は…はい!これは?」

Mark「チャーハンです。食べなさい!」

狂犬のケンジ「あ…ありがとうございます……でもどうやって食べるんですか?」

Mark「手!」

狂犬のケンジ「えっ!?手?」

Mark「手です!早く!」

狂犬のケンジ「は…はい!いただきます!」

Mark「おいしいですか?」

狂犬のケンジ「おいしいっす!でも、手が……」

Mark「行きますよ!」

狂犬のケンジ「は……はい!」

そして、Mark XⅡに狂犬のケンジが仲間に加わりました。

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