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TAO
こんばんは。yumeziです。
本日はタオイズムについての独り言。
突然ですが( ・∇・)
2年前...唯一の持ち家が全焼しました。
そう、私たち夫婦はお家を買っていたのです。
将来、有島次男に渡すつもりのお家。
いやはやのいやはやで、
あっと言う間に目の前から
立派に消えた私たちの持ち家。
思い出す事...あれはー。
2019.晩夏。
夜中、電話で叩き起こされまして、
「貴方のおうち!燃えてるよー」
こう電話の向こうから声が聞こえてきます。
電話の向こうのお方は
自治会長さんでしたねー。
ホント....今なら笑えますけどね。
無理したら
懐かしいよなぁーとか思えますけどね!
火事連絡を受けた当日
現場まで車を飛ばしましたら。。
冗談ではけしてなく、
キレーに焼けておりました。
これが、"現実と事実"と言うものなのか!!?と
有島くんの肩に手を置き、
消防士の背中を左目端に入れながら
爪先立ちをしてオレンジ色の夜空を見る。
黄昏ちゃったりもしましたね。
現場はインドのバラナシみたいでしたょ☆
豆知識)
バラナシ=ヴァーラーナシーはインド北部の
ウッタル プラデーシュ州にある都市です。
インド最大の聖地である同市には、
ガンジス川の聖なる水での沐浴や、
葬儀を行うヒンドゥー教の巡礼者が
多く集まります。
この度、2年がかりで
私たちのお家を
"丁寧に"放火されました犯人が
捕まりまして....
(もはや、火事なんて忘れていた)
本日、2年ぶりに焼け跡を夫婦で眺めてきました。
多分、あの日は消防車17台とか集まってましたからね、大火事も大火事!
全焼!という響きがピッタリですよ。
庭には柿の木やら椿の木やらを植えてましたが
ぜーんぶ燃えちゃったと思ってました。
が
↑凄いねー!
コレ!
柿の木。
幹や枝は焦げ跡だらけなのに実が一つ
ポツンと
ぶら下がってました。
生きてるんだ。。
TAOだなぁと。。
そうそう、これこそタオの思想ですよ。
タオ=道教は平たく言いますと
1番最後に残った実に意味がある。
全ての栄養素は最後の実に集まる。
そう言った教えです。
まぁ、だからと言い
本日の、この1記事でTAOの全ては
語り尽くせはしないのですが。。。
ちょっと、感動した次第であります。
タオかぁ....。
最後の柿がどんな感じで落ちるのか?
いつ頃落ちるのか?
私の勝手な落ち頃目処を裏切りながらも
あの実はどのくらい
枝に留まるのかな?
そんなことばかり考えながら
現場を後にしました。
勿論、2年前もTAOは知っておりましたが、
あの頃は
最後の柿の実の行方など追っかける
自分なんて居なかったなあと。
せいぜい、
わ!柿だ!美味しそう!
食べちゃおぅ。
止まりでしたね。
それが、なんざんしょ。
もぎ取らず、見つめ
頭を下げ、柿の実の行方を想像する自分が
居たりする訳です。
とんだ火事に見舞われましたが、
①悪い事だけではなかったな。
綺麗事も言えたもします。
②
嘘。
今でも泣きたい。。
燃えたもの全部返せー!
そう言いたいw
ふー。
人の思いなんて
毎瞬毎瞬
不確かで愚かなんですよ。
①も②も本心です。
本日も、揺らぎの中で生きました。
明日も揺れてみせます。
yumezi