美味しいものが食べられれば

今日で連休が終わる。

土曜日は映画館へ行った。ドキュメンタリー映画「正義の行方」を観るため。辛いだろうなあと思っていたけれど、辛いと言うよりは日本の警察、司法制度にがっくりと来て最早力が抜けてしまった。
死刑執行された男性が実際犯人なのか、そうでないのか真相はわからない。ただ、信じられないくらいショボい証拠をかき集めて(いくつかは、でっちあげた可能性も否定できない)それを理由に死刑判決が下され、しかもものすごいスピードで執行されてしまった。
本当に恐ろしい。コイツが犯人だ、と認定されたらもう逃げられないではないか。警察は本当に市民を守るのか？
最近、様々な作品を観たり読んだりすることで、権力とは恐ろしいものだということを実感している。
どんなに素晴らしい革命家だったとしても、権力を持ち続けたら腐敗する。権力を維持する為に。
警察も裁判所も政治家も、そう。本当に考えるのも嫌になる、でも諦めちゃいけないんだよなあ。はあ。
おまけに今日読み終わった本「戦争とバスタオル」もそんな感じ。いや、そんな感じって、全然違うんだけど。ジャーナリストとイラストレーター兼文筆家の2人がゆるっと温泉を巡るエッセイかと思いきや、先の戦争の加害を勉強する旅に。戦争について、知らないことばっかりだ…とショックだった。
クライマックスは涙無しでは読めなかった。戦争はまだ終わっていない。

そんな、ずーんとなる時間もありつつ、ゆるりと過ごしたこの連休。
日曜はまた公園にレジャーシートを敷いておやつを食べながら本を読み、今日は夫は仕事は行き、わたしはのんびり昼寝をしたり本を読んだりしていた。
あとはYouTubeで観ながらの太極拳を始めた。難しいけど、なんか良い。続けられるかな、続けたいな。
その他、冬に使った半纏と毛布を洗って仕舞えたのでよかった。
そして外食はしなかったけど、家で作った美味しいものが沢山食べた。お金は無くても意外と生活は楽しめるね。美味しいものが食べられるのは幸せだ。

この連休はそんな感じです。

明日から仕事がんばっタルコフスキー。