世界につながる、広がる
木曜日。
仕事後、いつもならサークルへ行くところをサボって、休みを取った夫と土器ワイン屋へランチに行った。前日には出雲の友人がお店に来たと聞いて夫は「この席に座りました?」と自分の席を示した。店主は驚いて「見えるんですか?」と聞き返し夫は「いや、なんとなく」と答えていたが、絶対テキトーに言っただけだと思う。若干スピみたいな雰囲気になっていたけれど。
美術展の情報交換をしたり、都知事選で何か変わるんじゃないかと思ったけど全く変わらなかったという話をしたり、ロバをオススメしたり。夫はパスタだけ、わたしはパスタに加えてワインを2杯飲んだ。いつも通り美味しかった。
夜はラッパーJJJのライブでZepp Hanedaまで。しょっちゅう行っているような気もするけど、毎回素晴らしいし、どんどん進化している気がする。回を追うごとに若いお客さんが増えて、ライブの盛り上がりは凄いことになる。けれど今回、わたしは不思議な感覚だった。今までみたくめっちゃ上がるしめっちゃ感動する!というエモーショナルな感じより、なんとなく俯瞰するというか、ふわ〜とした気持ちで眺めていた。なんだろうな、これは…と思いながら空間に身を浸していたら、彼は手放したんだ、と気付いた。自分の曲を自分のものだけにせずにコモンにした、という感じかな。とても広やかになって、2年前とは別人。息をするようにラップしている。解放している。うわ〜、凄いな〜と、とても感動した。ゲスト出演していた昔からの仲間も祝福しているようだった。ちなみに、サプライズで琴と尺八が出たのも最高だった。HIPHOPと和楽器の組み合わせ、面白いね。
金曜日。
仕事後にまた寄り道。六本木のギャラリーまで行って、パレスチナに連帯する美術展を観た。先月末までの予定だったので一度は諦めたものの、会期延長を知り、六本木は嫌いだけど頑張って行くことにした。
行ってよかった。少ない展示だけど十分だった。とても胸が苦しくなったけど、目を逸らしてはいけない。見続けないと、考え続けないと、本当はもっとちゃんと声をあげないといけないのに…。
木曜、金曜はそんな感じです。
結構充実した。