土砂降りの中を
9月15日日曜日。
今日はとびっきり良い時間と、イライラする時間どちらも発生した。イライラしたのは基本的に自分のせいだし、こんなことにイライラしている自分にがっくり来る。
午前中は2ヶ月ぶりに花のオンラインレッスン。
線の細い秋の草花は、わたしが生けるのに苦手とするパターンだ。先生の話を聞くと、なんだかいける気がすると思うのだが、いざやろうとすると頭が真っ白になる。
レッスンが終わり、実際花を生ける間もなく近所のカレー屋で昼食をとり、そのまま夜のライブ会場がある恵比寿へ向かう。
一旦家に帰るか悩んだが17時には開場するしそのまま行ってしまおうと決めたのだが、この選択を後に後悔する。いつも行く雑貨屋が出店している展示が恵比寿の本屋で開催されているので、それを見て、恵比寿に行くと決まって入る喫茶店に行ったのだが、この店は1時間制。結局17時の開場まで1時間半も恵比寿のアトレを彷徨うことになった。ベンチも全然空いておらず、兎に角東京はタダで座れる場所が無いことを改めて実感する。ああ、こんなことなら昼食後一旦帰って花を生ければよかった、とぐるぐると思う。少し冷静に考えればわかったことなのに。
気を取り直して、ライブは大好きなJJJとSTUTSの2マンで、普段のライブよりも客層が高めで驚く。もちろん若い人も沢山いるのだが、みんな落ち着いている。穏やかな雰囲気なので安心してライブを楽しむことができた。このライブ会場では初めて、会場後方の柵に寄りかかれる場所を選んだのだが、ただの柵ではなくカウンターのようになっているのでドリンクを置くこともでき、バーにいるみたいにリラックスできた。ライブはやはり素晴らしくJJJではやっぱり感動して少し泣いてしまったし、STUTSではいつもとまた違ったパフォーマンスが心地良く、もう一杯お酒を飲みたくなった。
とても楽しく爽やかなライブが終わり大満足で夕飯をとる予定の店へ向かう。昼に何回か行ったことのある人気のうどん屋さんだが、夜も並んでいた。天気予報を見ると2時間後に雨の予報になっていて、諦めて先に帰るかを少し迷うも、まあ大して降らないかとそのまま席が空くのを待った。この選択も後に後悔することになる。
ちゃんとメニューを確認しなかったのが悪かったのだが、夜は飲み屋的メニューに重きが置かれており、うどんのメニューが少ない。それでもあるものの中から選んだら、ものすごいボリューム。後半はわたしも夫も目の前のうどんと闘っているような面持ちになってしまった。そして価格もなかなかである。おとなしく地元まで帰って近所の中華屋にするべきだったかも…とまたぐるぐる思う。
帰りは山手沿線の駅からバスで帰ろうと、目的の駅に降り立つと、雨である。タクシーを使ってしまうか?と迷うも、大したことのない雨なのでバス停から家までの距離なら大丈夫か、とバスに乗る。これが本日最大のミスチョイスである。
乗っているうちにみるみる土砂降りに。最寄りのバス停でバスを降りると、もう嵐のような土砂降りである。雨の中を走る、走る、走る。あー、なんでこうも上手くいかない!とムカムカしながら走った。帰ったらもちろんずぶ濡れで、気休めに頭に被っていたストールは色落ちして、絞るとブルーの水がボタボタと滴った。
松本旅行がこれでもかというくらいの晴天だったので、そこで天気運を使い果たしたのだと気持ちをおさめ、シャワーを浴びてスッキリとし、就寝。
繰り返すが、ライブは本当に良かった。
昨日はそんな感じです。