Turning Up 2019年11月6日の日記

2019年11月6日 23:04

・2限に間に合った。えら〜い。いまの出席率は88%なので、このままちゃんと通えば単位は取れるはず。それよりエスと超自我、父と母の関係についてすっぽり忘れていてショックを受けた。やべ〜…。特殊研究は難しいけど楽しいね。来週はユング・ラカンについてです。精神分析ほんとた〜のし〜。

・卒論進めたが、依然アフィリエイトの域を出ていない。明日は自動車免許の更新に朝から行かなきゃいけないので、金曜日の私に期待だ…！というか冗談抜きで進めないと卒業できない。やっと、本当に遅いけど研究の流れを記せたのでまあ今日はよくがんばったでしょ。

・友達が教育実習帰りに大学へ寄ったので、ついでにご飯も一緒に食べた。教育現場の理想と現実、挫折、オワコンについて。教育はオワリという話を沢山していて現場の苦労を感じた。み〜んな大変よね。みんな頑張ってるのにね。どの業界も限界を迎えているので、一旦人間はすべてを終わりにした方がいいのでは？と思った。更地にして新しく始めた方がいいよ。一週間で世界創っちゃったからボロ出るんだよな〜せめて1年くらいかけろ、卒論でさえ1年くらいかけるんだからさ！私は怠惰なので半年もかかってないけど！

・夜のスタバ。クリスマスなんとか。甘くておいしい。友達は写真を撮るのが上手い。

・嵐の《Turning Up》という曲。

マジですごい。イカしたシティポップ。今シティポップだけで雑誌の特集組まれるくらい流行ってるけど、とうとう嵐がこのタイミングで、世界に大々的に発信するこのタイミングでガンガンのシティポップをやるか！

この空の色とハリウッド、海岸沿いのイメージを合わせたアートワーク、確実に80年代シティポップのリブートをやっている。

ここはちょっとvaporwaveぽい。

・今流行ってるシティポップとシティポップ風アートワークって80年代のコピーではなくて、80年代の「かっこよさ」のみを抽出して、そこに10年代の流行を混ぜてる感じなんだよね。

例えば音楽だったら、今回の嵐《Turning Up》を例にすると、ドラムとベースは80年代のシティポップの延長線上にあるんだけど、ボーカルを00〜10年代でめちゃ流行ったオートチューン(Perfumeとかボカロみたいに声の音程を一定にして機械っぽくするエフェクト)を"弱め"にかけて、80年代シティポップと10年代エレクトロを掛け合わせたシティポップになってる。

あとアートワークね。ほとんど80年代シティポップと変わらないんだけど、80年代に流行った鈴木英人みたいなやつと10年代に流行った線・色が少なめの長場雄みたいなイラストがかけ合わさってる感ある。
鈴木英人↓

これにこういうのが合わさってる。
長場雄↓

まあそもそも、おそらく10年代に流行ってる長場雄系のイラストは和田誠に系譜があると思うんだけど。和田誠も80年代大活躍だしね。今の流行のルーツぜ〜んぶ80年代！すっげ
和田誠↓

てか和田誠って映画をまとめた本で挿絵担当してるんだけど、さっき長場雄を検索したら和田誠と同じように映画の本に挿絵しててアゲになった。
なんか和田誠のほうは書名忘れちゃって出てこないけど、こんなやつ。

長場雄のはこれ。これにすごい似てるのあるんだよ〜和田誠で。

胸アツ〜。
こういうシンプルで静かだから伝わってくる映画の空気ってあるんだろうな。こういう絵が昔から好き。てか日本画っぽい影のない絵が好きなんだよね。中村佑介みたいなやつ。あとセル画っぽいやつも好き。カスヤナガトとかスカイエマとかそんな感じ。好きすぎて中学生・高校生の時画集買ってもらった。セル画絵が好きです。
関係ないけど、小学生の時から星新一が大好きだから自然と和田誠の絵も好きになった。多分私の平面絵好きってここにあるな。亡くなったの悲しいなあ。人はいずれ死ぬ。

・話は戻って、こういうのを勝手に私はネオシティポップと呼んでいる。多分界隈の人がもう名付けてると思うけどその辺をディグってないからわからない。勝手にネオシティポップ。

・日本の音楽《J-pop》としてシティポップをど真ん中に据えようという業界の動きが見て取れるな。2020年の最大手をシティポップにしようとしている。最近NHKの「コントの日」っていう番組でopがFuture Funk、スタジオセットがvaporwaveっていう病気みたいなコンセプトをやってたんだけど、これも確実に業界が80年代リブートに力を入れている証拠だよね。DA PUMPがユーロビート(U.S.A.とp.a.r.t.y)を立て続けに出してヒットさせてたのも全く同じ系譜。ユーロビートは80年代後半から90年代前半にかけてだけど、むしろDA PUMPを起点として90年代勃興の動きがあるんじゃないかとすら思ってる。

っていう話を友達とずっとしていた。ラインで。これ以降は上に書いてるやつのログみたいなもんだから、何言ってるのかわからないかもしれない。読まないでいい。