りんご箱の作り方【A4が立てて入る】絶妙サイズ/野地板で安く簡単DIY!棚にも♪
りんご箱って、素朴でナチュラル、お部屋をおしゃれな雰囲気にしてくれますよね。
加えて、丈夫で、アイディア次第でいろいろ活用できるのもいいところ。
私はそんなりんご箱を本棚として使いたいと思い、探しました。
でも痛感したのは、お店ではなかなか置いていないし通販で買うと高い、という現実。
そして何より惜しかったのが、りんご箱を重ねて本棚にしたときに
A4が立てて入らない、、、!
ということ。
そこで、りんご箱を自分で作ってみることにしました。
\この記事の『りんご箱』のポイント/
こだわりのサイズ感!
A4サイズが立てて入るので棚として使うのにもばっちり。
できるだけ安く!
費用を抑えるために野地板を使用することで、1箱1500円くらいで作れます。
できるだけ簡単に!
ホームセンターでカットしてもらえば、組み立てだけでOK。
1.りんご箱の仕上がり寸法
〈寸法〉
長さ×幅×深さ=624×384×300
箱を横にしたときに、A4サイズの書類などが入るサイズです。通常のりんご箱(八百屋さんなどで使っている元祖のりんご箱)よりも、ひとまわり大きめの出来上がりとなります。
2.材料と必要なもの(3箱分)
1箱に使用する野地板のサイズと枚数
長さ面 150×600 4枚
幅面 120×288 6枚
底面 120×600 3枚
添え木 60×384 4枚
※単位はmm
※板の厚さはすべて12mm
材料をなるべく無駄なく使い切るように考えた結果、3箱分が一番作りやすい分量となりました。3箱分の材料で紹介します。
★買い物リスト(3箱分)
野地板(のじいた)
12×150×1820…6枚入り 1束
12×120×1820…8枚入り 1束
野地板は次の項の表のサイズにカットしてください。
私は野地板2束代とカット代合わせて3500円ほどでした(ジョイフル〇〇にて)。ねじ(ビス)
18~24mm程度の長さのもの、160本ほど
やすり
野地板は表面がザラザラしていたりトゲが出やすかったりするので、必要であればやすりがけをします。紙ヤスリやサンダー等をご準備ください。電動ドライバー
ネジ回しでもできるかもしれませんが電動ドライバーがあると楽で便利です。
(私はマキタの充電式ドライバドリルDF030DWXを使っています。安定感あってパワフルでおすすめです。)
▽ネジはこういう「木割れ防止」形状もおすすめです。
★カットサイズとできあがり枚数
木材のカットの仕方〈野地板サイズ/野地板の枚数/カットサイズ/できあがり枚数〉は次の通りです。
●12×150×1820 6枚 → 長さ600にカット → 18枚
●12×120×1820 3枚 → 長さ600にカット → 9枚
〃 3枚 → 長さ288にカット →18枚
〃 2枚 → 幅60×長さ384にカット → 16枚
▽同じことを表にまとめたもの
私のときは全部で17カットくらいになりました(1カット50円の場合850円ほど)。切ってくれるカットサービスの人によってもカット数は若干違ってくるかもしれません(重ねて切ってくれる人は料金が安い)。
※カット後、何枚か余りが出ます(12×150×600が6枚、添え木用の幅60×長さ384が4枚)。元の野地板(12×150×1820)を2枚切らずに残すこともできるので、その場合は、カットを依頼する前に避けておいてください。ちなみに購入した2束を全てカットするとコンパクトになり、我が家の軽自動車にも積めました。
3.りんご箱の組み立て方
それでは、組み立てていきます。
今回の紹介する組み立て方は、一箱ずつ作っていくやり方です。
作業時間は半日〜1日が目安です。
組み立て手順、打つネジの本数は等はお好みでアレンジしてみてください。
※部屋の中で作るときは、床のキズ予防に敷き物(マット等)を忘れずに!
作り方①幅面をつくる
120×288板を3枚並べ、60×384(添え木)2本で固定します。
\point/
〈天側の添え木〉
天側の端(上図でいうと一番上のライン)をぴったり揃える。
左右の両端は12mmずつ飛び出すように付ける。
〈底側の添え木〉
左右の両端と、底側の端(上図でいうと一番下のライン)が12mmずつ飛び出すように付ける。
同じものをもう一つ作ります。
作り方②幅面に長さ面をつける
先ほど①で組み立てたもの(幅面)を2枚立てて、150×600(長さ面)2枚を付けていきます。
※コの字になっていて不安定なので、誰かに押さえていて貰えると楽です…!(でも壁に沿わせて箱で支えたりすると1人でもいけます)
\point/
板にビスを打つときは、対角線に順に留めていくと、箱全体の歪みが抑えられます。
また、ビスをギチっと最後まで打ち込まずにふわっと残しておいて(仮止めのような感じ)、全ての板を組み立てた後にビスを完全に打ち込むときれいに仕上がります。
ひっくり返して先ほどと反対側に2枚付けます。
作り方③底面を付ける
底面を上になるように置いて、120×600の3枚を固定します。
※ここは比較的ビシっと打ち込みます。
※キツくてはまらないときは、手順①〜②で留めたネジをゆるめてみたり、板を上下左右等にひっくり返してみたりしてみてください。
作り方④全体のネジを締める
ここまでの手順の中で仮止めっぽくやさしめに打っていたビスを、びしっと締めます。
(ビスの頭が出ていると棚にしたときに床にキズを付けてしまうかもしれないので、ビスの頭が出ないくらいに打ち込んでも◎。)
また、箱の中を覗いて、ビスの先端が箱の内側に飛び出ていないか点検します。
もし飛び出ているビスがあったら、一度抜いて、飛び出さないように打ち直しておきましょう。
(後で指が刺さったりすると痛いですし、箱に入れた本や服などをキズつけてしまうかもしれないので。)
⑤ヤスリをかけて、完成です!
板のささくれやざらざらが気になる方は、お好みでヤスリなどで削ってみてください。紙やすりにハンドサンダーを付けても便利です。
※板が湿っているときは、板を乾かしてからの方が削りやすいかもしれません。
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お疲れ様でした^^!
A4の本が入って、嬉しい〜!
もちろんクリアファイルやバインダーも入ります♪
〈アレンジ例〉
・箱として収納に
・積み重ねて棚に
・板を渡してテーブルに
・フックを付ければいろいろかけれる
・突っ張り棒とカーテンをして目隠し収納に
…様々なところに活用してみてください!
お部屋の雰囲気に合わせて、塗料をペイントするのも素敵ですね♪
▽この「ミルクペイント」を使ったことがありますが、においが少なく塗りやすくて良かったです。
▽フックを付けたらバッグや帽子などいろいろ引っかけられますね。
▽りんご箱を重ねて棚にするときに連結金具を使うと安定します。
4.補足
野地板の反りについて
野地板の気になるところの一つは、「反り」。
野地板はそもそも湿っているものなのかもしれませんが、私が購入した野地板は、湿っていました。「野地板は、乾燥させると反ることがある」と聞いたことがあるので、乾燥後に板が反れないかどうか不安でした。
私は、野地板が完全に乾燥しないうちに組み立ててしまいましたが、結論を言うと、湿ったまま組み立てても反りませんでした!
(湿っているメリットがあるとすれば、ビスを打ち込むときに木割れが少なかったり、木くずが舞いにくかったり、そういうところはいいかも…と思いました。)
その後完全に乾いた今でも、板の反りなどは気になるほどは起こっていません。
まとめ
以上、りんご箱の作り方でした!
今回、A4を入れて棚になるりんご箱が欲しくて始めた、りんご箱DIY。
思っていたよりも簡単に、そして安く実現することができました。
野地板って、安いし、軽いし、国産の杉だし、いいですね。
(加えて最高なのが、杉の抗菌効果でカビが生えないこと!)
素人が自分なりに作ったりんご箱なので、至らない点などたくさんあると思いますが、参考にいただけたら嬉しいです。
お読みくださりありがとうございました。
それでは、
enjoy!りんご箱ライフ!
▽ここまでお読みいただいて「やっぱり作るのめんどくさいわ」となった方に…(A4は入らないりんご箱ですが紹介します)