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9/29 確認申請

建物を建てるためには、建築確認申請が下りる必要があるが、今回の久根下の建築予定の場所は、公図混乱をしている。下の図の黒線が実際の道路。

公図混乱の公図_page-0001

60年以上前は田んぼだったが、その後、土地区画整備事業を行ったが、途中で頓挫してしまったようで、今の道路と公図が全然一致していない。なので、正確には建築基準法上の”道路”とはなっておらず、”私道”扱いである。そのため、

・もともとあった建物の同規模・同敷地での建て替えは認められるが、建物が建っていた記録がないところに、新しく建てることはできない。そのため、久根下の4棟の道路を挟んで反対側のところは、建物が建っていた記録がないため、建築不可となっている。駐車場にするか、畑にするか、タイニーハウスビレッジ(不動産ではなく、可動産)にするか、にわとりスペースにするか。

・用途変更をしてはいけない。つまり、戸建てが立っていたところに共同住宅(アパート)を建ててはいけない。実は今回の久根下、はじめは長屋形式にしようと思ったができず、4つの戸建てに分かれているのは、これが大きな原因である。これは藤沢市の条例が数年前により厳しくなったようで、それまでは用途変更することもできた。

という条件がついてしまう。

さらに、建築確認申請をする前に、道路協議が必要になるが、

・県道までの地権者さん(14世帯)すべてに印鑑証明ならびに実印による署名・捺印をしていただかないといけない。しかも4棟あるので、4枚分。さらに印鑑証明の有効期限が3か月のため、それまでに集め切らないといけないプレッシャーもある。

・県道までの土地が相続や売却によって、どのように所有者が変化していったかの、一覧表を提出しないといけない。

ということも必要になり、竹川さんの協力なしでは到底できないことでした。

さらに、

・道路の幅員が4m確保されている必要がある

ということもあり、道路にはみ出してしまっている石垣を動かさないといけない箇所があり、地権者さんの同意を得て、20cmほど動かさせていただきました。

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元の状態

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石積みを組みなおす

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ちょっと地面から出てしまっている地下埋設物を

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軽トラで引き上げる

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だいぶでかいのが埋まってました(笑

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この支柱のようなものも残ってしまったので・・・

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なんとか掘り出しました!

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最後にぬかるみ防止のため、砂利を敷いて完成

これも僕1人では無理で、木村さんの協力があったからこそなんとかできました!

9月中に融資が下りないと金利が上がってしまうというプレッシャーもあり、融資が下りるためには

step1.道路協議が終わる

step2.確認申請が下りる

step3.融資が下りる

という段階を踏まないといけないため、ひやひやでした。

なんとかぎりぎり融資が下りたので、これでやっと着工できます。

ほっと一安心。

石井 光

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