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海外の洗面台移籍問題について

海外の冬の洗面台。
お手洗いから出て手を洗おうとする。
外は寒い。
寒いから、冷えた手を清めつつ温めたい。

大体、洗面台には「caution」と書いてある。
覚悟はしつつも、お湯の温度には毎度驚かされる。
蛇口を捻ると、
とても人類が触れてもいいような温度ではないお湯が流れ出る。
「あっつつつつつつつつつつつうぅううぁぅうぁう」という声を心の中に押し留める。
とても泡を落とすまで耐えられるものではない。

お湯が流れ出てから完全に熱湯と化すまでの数秒が手を洗い流すチャンス。
この数秒の程よい温度のお湯を求めるために、
吾輩は洗面台を約2-3台移籍する。
人が使っていない時を見計らい、そっと移動する。
泡や水を垂らさないように気をつけて。
1台できかなければ、2台いく。

みな同じ気持ちを抱えていると思うのだが、
同じことをしている人を見かけていない。

洗面台には、
「加減」というものを知っていただきたい。

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