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シャニソン_Heads or Tails?ラスト一音について
「最後の音、なんか居心地が悪いな…」
この曲を聴き終えた時の印象はこれだった。
誤解がないように書いておくが、「最後の音階をこれに変えたらもっと良くなるのになぁ…」などと不遜なことを考えているわけではない。もっと言えば、そもそも居心地が悪い音で終わることが嫌だとすら思っていないし、これが意図的なものという可能性だって普通に高いだろう。この曲もこの終わり方も好きだが、この居心地の悪さが何なのか純粋に引っ掛かったのだ。
音楽知識が皆無に近い私ではあるが、この違和感の正体を追ってみることにした。知識のある方からすると噴飯もの、私同様に知識のない方からすると学びの無い備忘録に近い記事となるが、ご容赦いただきたい。
Heads or Tails?
こちらはゲームサイズだが、フルバージョンでも終わり方は同様である。
未解決の終止
そもそも本記事を書こうとしたきっかけはこの曲だったが、この「居心地の悪さ」を感じたのはこれが初めてではない。となると、これが広く知られたものであり何かしらの名前が付いているのが道理というものである。
色々と調べてみると、音楽には「解決音」というものがあるらしい。
私が誤った解釈をしている可能性が大いにあるためここでの詳しい説明は避けるが、
「この音が来たら、次にこの音で終わると心地良い」
という感覚を与えるものとのことだ。
これか!
さらには、音の終わりを不完全に思わせる「偽終止」というものもあるらしい。
やはりこれか!
ただし、これらを理解するのは和音などの知識も絡んでくる上に、ただ単に「ラスト一音が居心地悪い」で判断できるような浅いものではなさそうだ。
これではないのか…?
少なくとも、結論として私が明文化するのが危険に思える。
他のコメティック曲はどうか
理論は分からなかったので、感覚で解決しよう。他のコメティック曲はどうなっているか比較する。なお、ここから私の主観マックスになることを先にお詫びしたい。
無自覚アプリオリ
「ジャン!」という感じの終わり方。心地良く思える。
くだらないや
動画リンクを貼ったが、上記のゲーム版ではラスト部分が省略されている。ゲーム版は最後にノイズがかかるという終わり方だが、なんとなく「続きがありそう」と感じさせられる。
フルサイズではこの後に一番サビ後のパートが入って〆となるが、アウトロがないことも相まってか、フワっと着地するような印象だ。
平行線の美学
(シャニソン未実装のため、アウトロ部分込みの公式動画が見つからず)
綺麗に終わっているような、まだ続きがありそうな、不思議な印象である。
ハナムケのハナタバ
終わり方がフルサイズとは若干違うが、最後の一音はおそらく同じ。とても綺麗に終わっていると感じる。
シャニマス全体ではどうか
コメティック楽曲を比較したが、ややモヤモヤが残る。比較の範囲を広げてみよう。
青空
「青空」の終わり方は、ゲームサイズでもフルサイズでも小糸が可愛い。本曲は「ハナムケのハナタバ」のカップリング曲だったためチョイスした。特にフルサイズのラスト一音(小糸が可愛いパートの前の部分)はとても綺麗に終わっていると感じる。
ヒカリのdestination
これは外せないと思いチョイス。ラスト一音の和音部分がよく分からないが、心地良く感じる…?気がする。
終わりに
ふふっ、わからん。
とりあえず自分の音楽に関する感覚が信用できないことがわかったので、更にアプローチをするならば理論方面からするのが得策だろうか。
結論が出なかったが、この無様な状態で記事にさせていただく。これは自分へのいましめでもあります。
読んでいただき、ありがとうございました。
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コメティック初期楽曲へのもう少しマトモな考察はこちら