ロシアはヒットラーをどう撃退したのか?

ロシアは歴史に学んだ。
ナポレオンの撃退戦を参考にした。
まずはロシアの奥深くにドイツを誘い込んだ。
ヒットラーの我が闘争で、東方に活路を見出すとしていた。
実際に我が闘争は読んだ事はないが、解説文を読むと、ヒットラーの深層心理は東方にあったらしい。
チャーチルは策を巡らし、ヒットラーの目を東方に向けさせた。
ヒットラーはバルバロッサ作戦を発動し、東方に軍を進めた。
直前に英国はドイツの猛攻を受け、万歳寸前だったので、ホッと胸をなで下ろした。
ヒットラーは海が怖い、まるで子猫が水を怖がるように。(小室直樹氏著書より)
東方に転進したドイツは破竹の勢いで進軍した。
途中、ウクライナ軍を追い越すほどだった。(ロシアの奥に深く引きずり込む為)
そして、レニングラードで冬を迎える。
春になったらクルツクの戦いが始まる。
この戦いがキーになる。秋口にクルツクに軍事拠点が突出した形になっていた。秋口にドイツがロシア(クルツク)を攻撃していたらロシアは大きく崩れていたと思われる。
一冬超したドイツは最新鋭の戦車ティーガーを投入した。ロシアはクルツクを要塞化した。そこで両軍が激突する。史上最大の戦車戦となる。
結果、ドイツはロシアを抜くことは出来なかった。
ドイツは応援する諸国に格好よく勝ちを見せる積もりが当てが外れた。
時を失った為と思われる。
勢いの無くなった戦いは勝つのが難しい。
冬将軍を味方につけて勝った例と言えよう。


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