青木英語塾 HP 29
29 4月以降、学校は短縮授業や隔日登校から正常化し、部活も行われるようになりましたが、当塾では4時からの授業に生徒が間に合わなくなりました。また、せっかくお問い合わせをいただいても、4時は間に合わないという理由で体験授業にまで至らないケースがいくつかありました。そこで平日は17時からの3コマにして、土曜日は3時半からの4コマ、全19コマ体制で臨みます。また、3時半から、新たに小6生の英検対策、卒業生の大学受験対策として募集します。夏休みは空きがあれば、希望者の講習会(+4コマ)として、また中高生の振り替えコマとしても活用できます。授業料は据え置きのままにさせていただきます。
何度も話の繰り返しになって恐縮ではございますが、対面授業とオンライン授業の一番の違いは、生徒がその場にいるかどうかです。対面授業では、生徒の解いたところを私が添削し、間違えているところを解説し類似問題を解かせるというスタイルで進めておりましたが、オンラインだとそれができません。お互いに同じテキストを開いて、問題を解いたら、生徒に丸つけをしてもらって、どこを間違えたか、どこがわからなかったか、生徒から問題の番号を報告してもらって、私がポイントをホワイトボードで解説するというスタイルしかできません。ところが、この中2の生徒は、自分で間違えたところの解説を始めました。私は、「これはおもしろい」と思い、「今思いついたことでも構わないから、どんどんしゃべってみて」と本人に言うと、十分にしゃべった後で、「すいません。めんどくさくて、テキストの解説部分を読み返さないことが原因でした」と結びました。私が指摘したかったのは、早合点とか早とちりではなく、勉強のやり方です。めんどくさがらずに、何度もページをめくり返して、「そうだった」と言いながら解き進めてゆきますが、私は、本人の手の動きと顔の表情を見ています。やり方を覚えると、流れるように解いてゆきます。ところがオンラインだと、手の動きがわかりません。私は、仕方ないかと思っておりましたが、彼のように説明してもらうことで、正しい理解につながります。つづく
最近、英語塾の英会話教室化が進んでいるように思います。授業の一部を外国人の先生が教えたり、オンラインを使って英会話が受講できるシステムを取り入れている塾もあります。また、おそらくこれに拍車をかけるのが、今年の11月に行われる都立高志願者を対象としたスピーキングテストです。以前紹介しました公立中2のバスケ部の男子が「先輩たちが、7月に申し込んだと言ってました。どんな問題が出るんですか」と問われましたので、私は東京都教育委員会の東京ポータルでこれまで3回実施されたプレテストの内容を説明しながら、「出題形式も傾向も、たぶん大幅に変わるということはあり得ないので、プレテストと今年の問題を解けば、どんな対策をすればよいかがわかるはず。普段から何かの質問に対して自分の英語を使ってみるという練習を積めばスピーキング力は伸ばせるはず。その一例が自由英作文と模範解答」と言って励ましました。《お願い》都立入試スピーキングテストにつきましては「ESAT―J」に詳しい説明がありますので東京都教育委員会HPからご覧いただきますようお願い致します。つづく
デジタル教科書になると単語も本文もすべて読み上げてくれますし、さらに教科書ワークの内容が入った準拠アプリを使えば、文法の解説と練習問題、単語や文法の確認テストまでそろってますので、先生がいなくても生徒一人で予習も復習も進めることができます。しかしデジタルばかりに任せてはおけません。また同時に今回の新指導要領に基づく教科書改訂では、長文読解と文法知識に偏った暗記学習で、個人の偏差値さえ伸ばせばよいという授業ではなく、今の大学入試には直接関係ないディベートとかも含めた英語4技能でコミュニケーション能力を鍛えて総合的な英語力を引き上げ、発信力を伸ばす授業が奨励されています。私は、まさに原点回帰ではないかと思います。これまでの知ってるだけでよかった英語と違い、自分の英語というものを持ち、育て上げ磨き上げてゆく。「日本語があなたのものであるように、英語もまたあなたのものです。それに気付きなさい」これをやっているのが、次にご紹介する英会話教室のグループレッスンです。つづく。