青木英語塾 HP2
2Q4 私立の新高3です。学年が上がるにつれ、長文では得点が取れても、文法問題で得点が取りづらくなってきたと申しております。文法だけにしぼって、指導していただくことはできますか
A 文法だけでの指導もお引き受けします。模試の解答解説とデータブックを読んでおりますと、空所補充や適語選択完成問題では、正答率は比較的高いのに対し、正誤問題や整序問題では正答率が低いように思います。また英作文がまったく書けなかった受験者の数も目立ちます。高得点を取るためには知識を蓄えるだけでなく、この表現は明らかにここがおかしいと見抜く力や、書き出しや語数が指定されている場合、構文とイディオムを組み合わせて英文を組み立ててゆく力も身につけることが必要です。秋以降の模試や入試本番に備えて、思考力表現力英文構成力を問う問題にも十分に対処できる力を養っておく必要があります。しかし模試や入試を意識してハイレベルの実戦問題ばかり解いても実力アップにはつながりません。基本に戻り英文法を単元ごとに総復習を行い、自分の英語力の拠り所となる、しっかりとした受験英語の土台を夏までに築いておく必要があります。その上でハイレベル演習を行えば、詰まった時に自分でどこに戻ればよいのかわかるようになります。覚え間違いなのか、まだ覚えていなかったのか、一度理解したのに、使いこなせなくなっているのか、自分で検証しながら基礎を確認してゆく勉強法が身につけば、応用力は着実にアップします。当塾では、毎回テキストの範囲を指定して、構文、イディオムテストを行います。授業は頻出重要単元とされる準動詞、関係詞、比較、仮定法の攻略から始めます。私が繰り返しポイントを指摘し、添削指導を行います。復習を怠ってきたポイントをしっかりと自分のものにしてゆくことで自信が回復します。また次に何をやればよいのかわかってきますので、学習量が増え、落ち着いて受験勉強に取り組めるようになります。
Q5 私立中高一貫校の新高1です。長文がだんだん難しくなり、途中で読めなくなってしまうと申しております。英検とセンターのリスニング対策についてもお伺いしたく思います。いかがでしょうか
A 私立の大学入試では90分の試験時間であれば、300語から600語程度の長文と会話文が、合わせて3題から4題出題されます。速読力、集中して最後まで読み通す粘り強さ、内容を整理しながら読み進め、設問を解いてゆく論理的な思考力、それぞれに磨いてゆく必要がありますが、まずは意味のまとまりごとに/を入れ、なるべく戻り読みをしないで一方通行に読み進めてゆく読み方を指導します。慣れてくれば、自分で/が入るようになりますし、英語を英語のまま理解し、和訳にこだわらず、内容を読み取ろうとしますので、読む早さや理解度は、格段にアップします。この方法はリスニング対策にも有効です。また家庭学習においては、毎日長文の音読をするように指導しています。普段から長文を音読して慣れておくと、全く読んだことのない長文にも、読み始めた途端、スッと内容にはいってゆけるようになります。目標としては、高2の夏に英検2級の取得をめざします。英検2級はセンターと出題形式やレベルが似ておりますので、センター対策にも役立ちます。
Q6 高3の夏までは、まるで部活のために通学するような生活をしておりまして、その後、受験勉強に取り組みましたが、志望校に合格できず、再チャレンジすることになりました。本人は「英語が解けなかった、考えが甘かった」と申しております。親としては、やっと本気になってくれた、と思いますが、うまくゆくか不安にも感じます。いかがでしょうか
A 絶対的な勉強量の不足が原因、と本人が自覚しているのであれば、単語・熟語・構文を計画的に仕込んでゆくことで、着実なステップアップをめざします。秋以降の模試において、しっかりと結果を出してゆくことが志望校合格に直結します。よく、夏までは仕込み、秋からは追い込みと申しますが、この一年間は、効果的な時間の使い方と勉強法で勝負です。私は受験生に「まわりに振り回されず、自分の受験英語を築きあげなさい」とアドバイスしています。そのために、今覚え込むべきことを後に回さず、今おぼえこませています。今を大切にして、仕込みとチェックを積み重ねてゆけば、不安やあせりを感じることなく、落ち着いて受験勉強に取り組め、力をつけるとともに自信が沸き、自分の勉強法とペースがつかめます。また、その力は秋以降の模試で十分に発揮されます。秋なかば以降の入試演習においても、再度構文の総整理を行います。英語が伸びてゆくことが実感できますし、受験まで緊張感を絶やさず、意欲的に受験英語に取り組むことができます。