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日本保守党の「専門用語」

 どのような分野にも「専門用語」というものがあります。一般に使用しないような言葉なら特に問題はないのですが、普通に使われている言葉が「専門用語」になっていると、いらぬ混乱を生むことになります。

 かの有名な「日本保守党」では、特殊な専門用語が”身内”で使われており、部外者に混乱を招いているケースが多々見受けられます。

 余計なお世話かと思いますが、日本保守党の「専門用語」を解説させていただきます。

専門用語 その1 「切り取り」

 意味:何か言われて反論できない場合、とりあえず「切り取りだ!」と言ってごまかすときに使用するマヤカシの言葉。やむを得ない場合にのみ使用すること。
 やたら使用すると馬鹿だと思われるので要注意!
 用例:
 
記者:「本当にデートに誘ったんですか?」
 千田:「そんなこと、天地神明にかけてありません!」
 記者:「でもこれあなたのメールですよね?」
 千田:「切り取りだ!

 なにかにつけ、日本保守党党首をはじめ関係者の方々がこの言葉を使用しております。

 何かちょっと気に障ることを言われると、「切り取りだ!」といって”切れて”おります。

 一般の方はおそらく、「切り取り」の何がいけないのだろうかと疑問を持つと思います。「切り取り」とは、他の文章の引用時などに普通に行われる行為であり、決して悪いことではありません。

 ただし、次のような悪意を持った「切り取り」は非難すべき行為です。

 完全に千田氏の意図と異なる発言内容に変わってしまっていますね。これが悪意の「切り取り」です。この場合、単に「切り取りだ!」と叫ぶだけでなく、きちんと「変に一部だけ切り取るんじゃないよ!正しくは・・・だろ!!」と反論すればよい話です。

 でも、次の例は

 これは「切り取り」と言ってごまかせません。前置き(冗談とか、SFとか…)さえすれば、何を言っても許されるというものではありません。こんなことが許されるなら、何を言っても名誉棄損で訴えられなくなります。前置きしてから罵詈雑言を吐き散らせばいいのですから…駄目だよこんなの!

 有名な百田代表の「切り取り」発言の分析です。よかったら読んでみてください。

専門用語 その2 「提訴」

 意味:幼稚園で先生に言いつけるぞ程度の意味で使用する。単なる脅しであり、決して真に受けてはいけない。
 用例:
 千田:「年明けには飯谷を訴えます!」
 信者:「おお~~待ってました!頼みます!!」
 ・・・・
 信者:「年が明けてだいぶたちますが…まだでしょうか?」
 千田:「おう!訴えてやったわ…お天道様に」
 信者:「え…」
 
 日本保守党界隈ではやたら訴訟をちらつかせる方がおられます。でも日本保守党の「訴える」は、上記意味ですので…

なおきくんの訴え
 なおきくん:「先生!あかりちゃんがぼくのことバカって言った。」
 先生:「あかりちゃん、なおきくんのことバカなんて言ったの?」
 あかりちゃん:「うん、だってなおきくんバカなんだもん!」
 先生:「あかりちゃん、バカにバカなんて言ってはいけませんよ!わかったの?」
 あかりちゃん:「うん、わかった…」

 実際訴えるためには…
 
 「具体的にどのようなことが、どの法律に抵触しているのか」を明確に示す必要があります。
 (法律の条文まで示してね) 

 本当に提訴したいなら(名誉棄損の場合として)

 具体的にどのYoutube動画のどの部分のどの発言がどのように名誉を棄損しているかを具体的に示す。
 その問題発言が明確に誤った情報であることを示す。

 これが明確に示せなければ、提訴なんてできません。けっこうハードル高いですよ。
 提訴するだけならできるだろうけど、裁判で負けます。
 普通、相談に行った弁護士が無理だから提訴を諦めるように言ってくれると思うけど。

 ところで「橋本琴絵」さんの訴訟どうなったかな…
『現在の進捗ですが、弁護士さんいわく「訴訟の原因を正確に確認した上で、訴状作成には1週間くらいかかります。暫しお待ち下さい」とのことです。』と橋本さんは1/17にXに投稿してたけど…

 まともな弁護士なら「おやめなさい」と言うだろうけど。
 訴訟の原因を正確に確認した上で「無理!」って言うのかな…

 訴訟社会のアメリカだったらどうなるかの想定です。

専門用語 その3 「論破!」

 意味:単に自分の勝手な意見を述べること。
 用例:
 
〇月〇日の飯山のYoutubeですが、飯山の発言は全て嘘です。はい、論破!

 馬鹿なの…
 飯山先生風に言うのなら、「良い子の皆さん、こんなこと真似してはいけませんよ!」

 正しい論破とは

① 発信者が「発信内容」を発信します
   例えば、Youtube上の動画投稿やnoteの投稿
② それを見た、または読んだ方が「発信内容」に対して反論する。発信者がそれに対して反論できなければ「論破」できたことになる。

 受け手側の誤った対応
  
日本保守党関係者には極めてこれが多い
  というか、ほとんどがこれ…

 ケース1:
  「発信内容」に対して言及するのではなく、発信者に対して”攻撃”する。すなわち発信者の人格を否定するような発言や、「発信内容」を発信したことを咎めるような発言を行う。
 特に「発信内容」が自分たちを批判するような内容だと、「発信内容」自体ろくに確認もせず、ただひたすら発信者を攻撃するのに全精力を費やす…
 文句あるなら、「発信内容」を論破してみなさいよ!

 ケース2:
 ⑤話題をすり替える。
 発信者が過去に行った言動(④)などに言及し始める。今はその話じゃないでしょ!何か言いたいことがあるなら、①に対して言及しなさい。

 「飯谷さんだって日本いかさま党をしつこく誹謗中傷してるじゃない!」…こんな感じ…話題をすり替えます…

正しい反論

 反論とは、
 ① 相手の「論拠」の誤りを指摘する
  相手が提示した根拠や証拠に誤りがあればそれを指摘する。相手の論拠が間違っていればその後の論理展開も何もないので、そこで論破終了!

 ② 相手の「論拠」が正しければ、その後の論理展開の誤りを指摘する。誤りを指摘できれば論破!指摘できなければ、論破失敗となります。

論破するのも大変なんです。
日本保守党の支援Youtuberが日本保守党の「専門用語」で”論破”している理由が分かったでしょ。
正しい「論破」する能力が無いからですよ、たぶんね。


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