絵のお仕事(基本の心得vol. 2)
さて、予告していました別のお仕事パターンについても書いていきますね。私が実際考えている事、大事にしている事をベースに書いてますが、どんどん自分がレベルアップしていくと、また視点が変わって物事はより広く見えてきます。
あくまで私の現時点での視点、考え方という感じで参考になれば嬉しいです。
【商品のパッケージ絵や、お店の装飾画など。】
ある程度、自分の画風が認知されてくると、お仕事のご依頼が来ることがあります。はじめは、親戚や友人など近くの方かもしれませんが、代金が発生するなら、それはお仕事です。(お金が発生しなくてもお仕事と捉える事もありますが…)
まだまだ私も数はそんなに多くないのですが、1つ1つのお仕事に向き合ってきた事で、たくさんのことを学びました。
まずこれも、依頼主が何を求めているのか?
それを理解することからはじめます。
商品やお店のイメージにダイレクトに繋がるので、依頼主がどのようなお客様に自分の商品を届けたいと考えているのか?もしかすると、年齢層や具体的な人たちが思い浮かんでいる場合もあります。
その上でお仕事を依頼されているわけなので、まぁ、自分の作風だとその人たちに届きやすいだろうという前提はあると思いますが。
それらを理解した上で、私が個人的に妄想しているのは、
『私の絵を通してよりお店や商品の魅力がアップされ、価値を感じてくれる人が増える事。』
つまり、依頼主のファンが増える、繁盛させる!…と、密かにゴール設定しています。笑
また、こういった仕事の場合、訂正、やり直しがある場合もあります。デザイン的なものは特に。
そういった労力もあるということは覚悟して取り組む。あくまでもゴールはお店や商品の魅力が伝わる絵を描き上げること、なので、時には心が折れそうな時も『やり切る!』とハラを決める事が大事なのです。
実務的な事は他に…
・金額の設定(かかるであろう労力、どこまでならこの金額で対応できるのかを依頼主にできるだけ明確に伝えておく。)
・いつまでに仕上げるのか、締切日。
・支払いのタイミングや方法。
…など。全部のお仕事に共通するのでもう書きません。笑
お仕事が初めてで、まだ自信がなく、とにかく経験値を上げたい段階では、画材代だけもらって、ほぼ無料でやってみる。というのも一つの手かもしれませんが…依頼主から、作家側へのリスペクトや心遣いが感じられるか??はよくよく観察した方が良いです。☺️結構コレは大事。
【ライブペイントなど、イベント出演。】
これもどんなイベントなのか?そこに来るお客様はどんな人たちなのか?を想像したり、主催者と打合せするのが基本です。
ケースバイケースですが、打合せもあまりなく、出演時間もギリギリまで読めない場合もたまにあります。
やむを得ず、そうなってしまった場合は。
色んなパターンを予測して、準備しておく事が必要です。その人の経験値や事前準備によって、本番でアドリブがどれだけ効かせられるのかが変ります。
私は何度かライブペイントを経験させてもらっているのですが、
何に描くのか?どのくらいの時間で仕上げるか?
音楽やダンス、朗読など他の要素と上手く組み合わせてできないか?など、色々と考えることや準備する事があります。
一つだけ重要な事をシンプルに言えば、
『人前である程度はリラックスしてやれる事。』
そのためにも準備は必要なんですよね。本番では思っても見ない事が起きる場合もあるので…結構焦ります😂
以上、言葉足らずな所もあるかもしれませんが、こんな事を考えながらお仕事に取り組んでいます☺️
ポイントは
『相手を喜ばせるには、自分には何が出来るのか??』
が考えのベースにあるような気がします。
時々見失っちゃう事もあるので、自分でも再確認大事ですね🥺