大塚クリニック。

病気は統合失調症だったのだが、初診では、精神科医でも、うつ病との見分けがつけられないという。
それは、診察していくうちに、どんな病気であるかを判断していくのだが、ヤブ医者の中では適当に、一枚の紙に書かれてあることに、マルかバツで答えなさいとして、それだけで、あんたは一生治らない病気だ! と断言してしまう医者までいる。
いやー、一枚の紙で病気が分かって、しかも一生治らないことまでが分かっちゃうなんて、よっぽどの天才医師だ! 皮肉を言われたりする。
大塚先生が、この紙に書いてあること、十五個以上にマルがついたら、うつ病なんですよと。
まんまと騙されてしまった。
抗そう剤を飲まされて、そうすると気持ちが下がって、誰だって鬱になる。
いけない! これは、飲み薬では効かない! 点滴をしなさい! 普通、あるはずもないが、クリニックに点滴室があって、抗鬱剤の点滴を一クール6日。
正常な人間に、抗鬱剤の点滴なんか打ったら、躁状態になるのである。これはいけない! すぐに抗そう剤を飲まないと、とんでもないことになる!
あなたは、躁鬱病です。単極性の鬱ならいいのですが、現在の精神医学では、双極型は治せません。
そんなふうに、ずっと治療? を続けているうちに、体が壊れてきて、このままでは死ぬと思い、転院したところ、病気は嘘のように治っていく。

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