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噛み犬の話
犬が本気で噛んでくるのは必ず理由があります。
その理由は様々で対応の仕方もそれぞれ変わってきます。
◎トラウマがある
『ハーネスを付ける時に毛を挟んでしまった』『爪切りで切り過ぎて血が出てしまった』など、その行為をされた時に痛かった・嫌だったなどの記憶が残っていて、その行為をしようとすると噛むパターン。
◎守りたい
ご飯やオモチャなど犬が『自分の物』と思っている物を取られそうになった時にそれを守る為に噛むパターン。
◎やめてほしい
撫でられたり抱っこされるのが嫌いな犬もいます。触ってほしくない、抱っこの状態から解放されたい、他にも犬にとって望ましくない行動をとろうとした時に噛むパターン。
◎興奮して我を見失う
遊んでいる時や来客時に興奮しすぎて犬が自分自身をコントロール出来なくなり噛むパターン。
◎恐怖のあまり
犬が怖いと思っている物に追い詰められて自分を守る為に噛むパターン。
◎病気やケガ
病気やケガなどにより身体の痛いところを触ろうとした時に触られたくなくて噛むパターン。
他にも脳の疾患などで噛む事もあります。
◎クセになっている
過去に噛んだ事によって嫌な事を回避できたり、怖い物が去った経験から噛む事がクセになっているパターン。
上記は一例であり、他にも様々なパターンがあるかと思います。
もし噛む犬がいたら、むやみに犬の噛みグセを直そうとするのではなく、
『何で噛むのか?』その理由を考え、それに合わせて環境を整えたり、人の接し方を変える必要があるかもしれません。
また、噛む経験をさせない事が一番良いと思いますので、仔犬の頃に性格や性質をある程度見極めて、犬の気持ちも尊重しつつ、人との生活で必要となる部分は少しずつ慣らしていってあげてください。