
逆立つ毛の話
猫が威嚇する時や驚いた時に「フー!」と言いながら背中や尻尾の毛を逆立てているのを見た事があるかと思います。
あれと同じ現象が犬にも起こります。
トイプードルなど一部の犬種ではわかりにくいですが、どんな犬種でも毛は逆立ちます。
あれは人間でいうところの鳥肌がたつ状態に似ていて、恐怖や興奮、または寒さを感じた時などに起こるようです。
そして、人の手によって毛が立っている状態・寝ている状態を作り出す事でも、犬の心理に多少の影響があるようです。
恐怖や興奮で毛が逆立っている時、その原因となっている対象から遠ざけつつ、頭から尻尾の方向に向かってゆっくりと手を動かし、立っている毛を寝かしていくと落ち着きやすくなります。
反対に、遊ぶ時やテンションを上げたい時などに尻尾から頭の方向に向かって素早く手を動かし毛を逆立てると、興奮しやすくなるのです。