避妊・去勢の話
犬の避妊・去勢に関しては賛否両論あります。
よく飼い主さんから「した方がいいんですか?」という相談を受けますが、結局のところは飼い主さんの判断となります。
私自身の結論から言うと「将来的に子供をつくる予定がないならやりましょう」です。
飼い主さんの中には「動物として自然の状態でいさせてあげたい」とおっしゃる方がいますが、犬は人に飼われている時点ですでに不自然な状態かと思います。
自由に野山を駆け回り、恋をして交尾をして子孫を残す…それなら避妊・去勢の必要はないでしょう。
避妊をしないとメスは半年に一度の周期でヒート(生理)が来ます。そして、発情期となりフェロモンが出て、そのフェロモンで去勢していないオスは性的な興奮状態となります。
発情したメスは子孫を残す事で頭がいっぱいになり、ご飯を食べなくなってしまったり、中には想像妊娠をしてぬいぐるみやクッションを抱きかかえて離さなくなるケースもあるようです。
また、オスも性的な興奮状態となると、ご飯も食べずにメスの所へ行こうと脱走しようとしたり攻撃的になるケースも…💦
その様な状況を避けるだけでなく、他にも卵巣や精巣の病気を未然に防げるなど、避妊・去勢にはメリットがあります。
それでも「愛する我が子の子供が欲しい!」という飼い主さんは、発情のデメリットを覚悟しつつ、産まれてくる仔犬達の引き取り先も確保した上で、無理のない繁殖をお願いします🙇