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【デュエパ】青単ドンデンブタイ解説~知識の海に溺れるのヨ~【レベル2.5】
・はじめに
――こんな言葉を知っているだろうか。
「知は力なり」
16世紀イギリスの哲学者、フランシス=ベーコンの言葉だ。彼は人間の持つ最大の武器は「知識」であると唱えた。圧倒的知識量が人を勝利者たらしめるのである。
「デュエパーティー」という世界にもまた、同じ事が言えるのではないだろうか。デュエルマスターズという世界観において「知識量」とは「手札枚数」とイコールである。以下に数例を挙げよう。
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おわかりだろうか。
つまり、手札が多ければ多いほど最強なのだ(確信)。
この理論に基づきデッキを構築してみたところ、個人的に納得のいく構築が出来たので今回紹介させてほしい。
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今日のテーマは、知識の探求。
――サファイア・ウィズダムのひとりごと
・デッキリスト
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パートナーは「天幕船 ドンデンブタイ」。レベルは2.5程度を想定。
ドンデンブタイは手札が7枚以上であれば0コストで召喚できるが、デュエマは手番にかかわらず初期手札枚数が必ず7枚。つまり1ターン目にマナチャージを我慢してドンデンブタイを召喚すれば、2ターン以降目、毎ターン開始時に2ドローが可能。たとえ除去されても、手札枚数さえあればまた0コストですぐに戦線復帰できるのも優秀な点だ。
デッキの主動かし方としては、1ターン目に「天幕船 ドンデンブタイ」を召喚。序盤はひたすら手札を抱えつつチャージャー呪文でマナ加速。「好詠音愛 クロカミ」や「夢の兵器 デュエロウ」などの呪文コストを軽減するクリーチャーや「マニフェストⅡ世〈スペル.Star〉」を利用して「ブレイン珊瑚の仙樹」や「イッツショータイム」を唱え、諸々の大型クリーチャーや「完全空中要塞アカシック3」を展開して圧殺しよう、という感じだ。
・個人的な推しカード解説
・Black Lotus
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ドンデンブタイ召喚によるマナチャージの遅れをカバーするために採用。推しカードとか言っといて実はそんなに語ることない。ただこのカードはマナ加速手段の乏しい色々なデッキに広く採用の余地があるので、選択肢の一つとして脳みそに入れておくと良いだろう。
・Library of Alexandria
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基本的に、早期にドンデンブタイを召喚する為には1ターンマナチャージを我慢する必要があるが、初手にこのカードがあれば1ターン目にマナに埋めてしまおう。2ターン目の開始時、マナ置きの前に自身の能力で1ドローすれば手札が8枚の状態になるので、手札を1枚マナチャージしつつドンデンブタイを召喚するべし。ドンデンブタイの着地こそ1ターン遅くはなるものの、テンポロスせずにドンデンブタイを召喚できると言う点で採用は必須と言って良いだろう。
・ブレイン珊瑚の仙樹
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溜め込んだ手札を火力に変換するための、このデッキにおけるエンジン。通常版とツインパクトで2枚採用が可能。『カードを使う』効果のため、「正体不明」や「終末の監視者 ジ・ウォッチ」、「夢の変形 デュエランド」といったカードを召喚扱いで場に出すことができる。サブエンジンとして「イッツショータイム」も採用している。こちらは相手にも手札からのクリーチャー展開を許してしまうが、召喚するクリーチャーに制限が無いため、相手が小型獣を並べるデッキであれば「伝説の正体 ギュウジン丸」を召喚して相手の盤面と手札リソースをまるごと吹き飛ばしてしまうのも面白いだろう。
・正体不明
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環境が生んだ怪物。召還時に手札のクリーチャーを好きなだけバトルゾーンにブチ撒ける。その代償として相手に追加ターンを与える・・・はずだったが公式サイトに掲載されたデュエパーティーのルール
『◆カードの能力で自分がゲームに勝利する効果や、相手をゲームに敗北させるような効果は無効となります。同様に、プレイヤーが追加のターンを得る効果も無効となります。』
の一文により只のインチキ野郎と化した。手札にあれば最優先で使いたいカードだ。
・完全空中要塞アカシック3
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あーもうめちゃくちゃだよ。一度場に出たら最後、只でさえ選択肢多いこのデッキがもっと訳分からなくなる。「神々の逆流」で全てのマナを手札に返した後、「アイアイサー・チャージャー」で「神々の逆流」を回収して、以降毎ターン全員0マナなんてクソ技も可能。しかも自分はドロー呪文とチャージャー呪文を好き放題ぶっ放しまくって0マナからでも問題なく動くことができる。このクソバカ固有結界を出すと周囲からのヘイトが恐ろしい勢いで溜まっていくので、出したらとにかくさっさと勝とう。
・おわりに
特定の勝ちパターンが複数しっかりと存在し、また再現性も高いことから自信を持ってオススメできるデッキだ。弱みとしては、展開が派手であり、なおかつ相手に不自由を押しつけて勝つデッキであるため、戦況やタイミングを考えずに最強ムーブを押しつけてしまうと、ヘイト管理が重要なデュエパーティーという舞台では卓のヴィランとして標的になってしまう可能性があること。呪文ロックをしてくるカードには弱いことが挙げられる。
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ただいずれの弱点も立ち回り次第でカバーは可能なので、選択肢の多さを生かした柔軟なプレイングが肝要だ。