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【デュエパ】赤白ボルフェウス解説~万象一切灰燼と化せ~【レベル2】
・はじめに
――皆さんは「BLEACH」という作品を知っているだろうか。
ひょんなことから悪霊を退治する者、「死神」となった高校生、黒崎一護とその仲間達との活躍を描く剣戟バトルアクション漫画である。
知らないよって方も、ひょっとしたらコピペで有名な「黒棺」の詠唱を目にしたことはあるのではないだろうか。厨二心をくすぐられるカッチョイイ詠唱やオサレな台詞回し、独特な世界観がなんともクセになる名作なので、未読の方は是非手に取ってみて欲しい。
閑話休題。さて、「BLEACH」には強大な力を持ったキャラクターが多数登場するが、その中で最強候補は誰かという議論になったとき、必ずといって良いほど名前が挙がるのが「山本元柳斎重國」という人物である。
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彼が最強と呼ばれる由縁は様々あるが、
・大体の敵を一撃で粉砕できる高火力の技を多数持っている。
・能力を封じられたとしても、本人の基礎戦闘能力が怪物レベル
という2点が特に抜きん出ていると言っていい。
以上を踏まえた上で本題に入ろう。もし、上記の2点をデュエパーティーにおいて再現することができたなら、そのデッキは間違いなく最強だと言えるのではなかろうか。
この理論に基づいてデッキを構築してみたところ、かなり豪快で愉快なデッキが完成したので今回紹介させてほしい。
・デッキリスト
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Q.「セ」ではじまって「ック」を挟んで「ス」で終わる気持ちいいものは?
A.聖竜 ボルシャック・ウルフェウス
パートナーは「聖竜 ボルシャック・ウルフェウス」。レベルは2程度を想定。デッキの運用思想はとてもシンプルなもので、各種タマシードや「聖霊竜騎 ボルシャリオ」等の軽量進化元を用意しつつマナを貯め、「聖竜 ボルシャック・ウルフェウス」を召喚。登場時効果で手札から「インビンシブル・フォートレス」や「ティラノリンクノヴァ」などの高火力呪文を踏み倒して相手に大打撃を与えつつ、攻撃時に革命チェンジすることで次ターン以降も上記の動きを繰り返す。というものだ。「ホワイトアウト」や「アルティメット無法伝説」で相手の面を壊滅させたり、「ドギラゴン・ファイアー」や「完全決闘」で守りを固めるなど、打つ呪文によって様々な戦局に対応できる。また、万が一呪文を封じられたとしても、種族に「アーマード」が含まれている点を活かして、「ボルシャック・ヴォルジャアク」「竜皇神 ボルシャック・バクテラス」に革命チェンジができ、成長デッキとしての優秀なデッキ基盤を保有している点が優秀だ。
・個人的な推しカード解説
・聖霊竜騎 ボルシャリオ
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「ボルシャリオ?強いよね。序盤、中盤、終盤、スキが無いと思うよ。」
圧倒的利便性を誇る、このデッキの陰の主役。このカードを使いたいあまりに「ヨビニオン・ガッツンダー」「ゴールド・ウィリデ」を採用。
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彼らは「ヨビニオン」によってデッキから確実に「聖霊龍騎 ボルシャリオ」を呼び出すことができる。(盾落ち?しらんな)特に「ゴールド・ウィリデ」は自身がエンジェルコマンドを種族に持ち、「聖竜 ボルシャック・ウルフェウス」の進化元になれる点が無駄なく優秀。登場時の2体フリーズも馬鹿にならない。3コストチャージャーの動き出しから次ターン「聖霊竜騎 ボルシャリオ」を出したら、デッキから「スクランブル・チェンジ」を回収しよう。これでその次のターンにはほぼ確実に「聖竜 ボルシャック・ウルフェウス」を出すことができる。もし手札に「スクランブル・チェンジ」があるなら、次ターンに打ちたい呪文をサーチすべし。あるいは手札に革命チェンジ先がないなら、「堅き革命・ボルシュゴス/ボルシュゴス・スラッシャー」を呪文面をサーチして回収するのもいいだろう。
・切札の里
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除去されづらいコッコルピア。2マナ、3マナ帯に小型の進化元を用意し、4コストでこいつを展開すれば、次ターン5マナで「聖竜 ボルシャック・ウルフェウス」を召喚できる。要するに「スクランブル・チェンジ」の2枚目。
・ボルシャック・ガラワルド
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「デュエパーティー界の5000VT」の異名を持つ・・・気がしている。
圧倒的汎用性を誇る、トップで来て嬉しいカードNo.1。4人全ての盤面にいるクリーチャーの数だけコスト軽減され、2度のバトル効果に加えてドローまでできる。火文明を採用しているデッキなら全てに採用の余地があると言ってもいいほどの超優秀カードなので覚えておくと良いだろう。「聖竜 ボルシャック・ウルフェウス」の召喚時横に添えて、「アルティメット無法伝説」の効果をこの「ボルシャック・ガラワルド」に付与すると、縦横無尽に盤面を荒らし尽くし、荒らした数だけ手札を補充した挙げ句最後にだれか一人のシールドを全て消し飛ばすという大迷惑な暴走機関車が完成する。是非やってみて。(暗黒微笑)
・おわりに
デッキコンセプトがわかりやすく、また動きも派手で、握っていてとても愉快なデッキである。また、「聖竜 ボルシャック・ウルフェウス」は火、光文明の呪文であればなんでも使用可能なため、拡張性が高いのも強みである。
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弱点としては、全ての動きが大振りかつ破壊的なため、デュエパーティーに発生しがちな、盤面の力が均衡して四人が睨み合う冷戦状態を良くも悪くも真っ先に壊滅させてしまうファーストペンギンにならざるをえないことありがちだという事が挙げられるだろう。しかし強さを求める過程で守りやコントロールに走りがちなデッキが多くなるデュエパーティー環境では、こういう存在もまた必要ではないだろうか。