フリー雀荘の店内ランキングについて
店内ランキングとは
私が良く行くフリー雀荘では、各月に一定以上の打数(30半荘)を打ったお客さんを対象に、店内の月間ランキングが毎月発表されています。ランキングに入ると、お店の目立つところにあるホワイトボードに名前が載ります。表彰項目は3つあって、トップ率、ラス回避率、総合スコアです。それぞれの表彰項目につき3位まで表彰されます。
初めてのランキング入賞
雀荘に通い始めた頃は、「名前載ってるのかっこいいなぁ」「いつかランキングに載りたいなぁ」と思っていました。まだ初心者だった私にはランキング入賞なんて全然無理だと思っていましたが、意外と早くその機会が訪れました。通い始めて数ヶ月程度の頃、ある月のトップ率が40%も取れたことにより、トップ率部門と、総合スコア部門で入賞しました。念願のランキングに載って嬉しかったのですが、悪いこともありました。「運が良かったから」と思ってはいたものの、深層心理では多少自分の成長分を含んでいるだろうと思っていて、自信をつけていたんです。初心者が爆運に恵まれての結果でしたので、これは実績を伴わない自信だったんです。この自信を持ってしまったことにより、ちょっとした不運や理不尽な展開でイライラしてしまうので、本当に厄介なやつです。いまでもたまに現れますが…。
翌月の成績
翌月もランキングに載りたいなぁと思ってましたが、当然入賞月のようにはうまくいきませんでした。入賞月と比較して配牌も悪いし、ツモも悪いし、当たり牌を掴むし、放銃し放題だし。うまくいかなくてイライラして押し引きがバグってまた放銃してと。その結果、成績は過去最悪のものとなってしまいました。結果が悪いとまたイライラして、ついには麻雀打つのが楽しくなくなってしまいました。
店内ランキングに対する考え方
その後もしばらく負けまくった後、「あの月はとてつもなくツイてたんだなぁ…」と認めることができました。そして、「ランキングを意識することによって、麻雀が楽しくなくなるのはもったいない」と思うようになりました。結局、1ヶ月間の成績なんて運に大きく左右されますので、これに一喜一憂するのではなく、別の記事「麻雀をする上での目標について」で書いている通り、「トータルの平均着順を上げる」というのが本来の目標だということに行き着きました。麻雀プロとして生活してる方々であれば、少ないゲーム数の中で結果を残さなければならないことも多々あるかとおもいますが、所詮素人なのでゆっくり実力を伸ばしていけばいいんだと。なので、仮に月の途中までの成績が良くてランキングに載りそうだったとしても、そこで打つのをやめるのではなく、「自然体で打ち続けて、最終的にランキングに載れたらラッキー」と考えることにしています。他のお客さんで、その月の調子が良くてランキングに載ると踏んだら打つのをやめる方もいますが、長期的に見ると打数が少なくなって成長の機会を損失することがもったいないなぁと思ったりしています。これは完全に余計なお世話ですが。また、別のお客さんでほぼ毎月名前が載るような人もいますが、こういう人が本当に強い人なのだと思います。
最後に
店内ランキングをモチベーションにしているお客さんはそれなりにいると思いますし、ランキングを意識する人は最低でも30半荘は打つことになるので、雀荘としてはリピーターを増やす施策として一定の効果があると思います。また、同卓者間の話題にもなりますし、正直ないと寂しいものです。ただ、私が経験したように、ランキングに振り回されて麻雀が楽しくなくなってしまうのは、とてももったいないですので、各自が適切な距離感でランキングと付き合って行きたいですね。