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数え50の誕生日と映画「日めくりの味」
先月は私の誕生日でした。
「49歳って言うんじゃないよ、数え50っていう方が縁起が良いからね!」
これが母からのお祝いの言葉。なんの根拠で言ってるのかはわかりませんが、語呂合わせかなんかだろう…。
私はそんなに縁起をかつぐタイプではありませんが、良かれと言ってくれたのだし、今年は万が一にでもひとに年齢を聞かれたらそのように答えることにしました。
…でもねぇ、よっぽど年齢なんて聞かれないのよ、こうなると!!
母は私の誕生日は大概忘れているので、私の親孝行娘を見習い、今年からは自己申告のうえ、私から母に礼を言い生誕記念品を差し上げる事にしました。
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ケーキは一人2個づつもりもり食べました
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イチゴを大きいものにチェンジしたら
豪華になった!🍓
映画日めくりの味
やっと映画日めくりの味を観ることが出来ました。
公開期間中はバタバタしていて米沢までは行けず…でも、地元での凱旋公演ということで楽しみ倍増!
夫と2人で出かけた事も良かったです。すえっこが巣立ってしまったらこんな感じなんだよなぁ…楽しく過ごしたいものです。夫が「久しぶりに遊んだ気になった」と言っていたので、それもまた良しでした。たまには遊ぼうよ、夫婦でさ。
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満員御礼!!
実は私たち親子は、この映画のオーディションを受けていたのです。
誘われてうっかり行ったらガチのオーディションでびっくり仰天。
なんらかのプロの中に紛れ込む素人親子という…。これに人生を賭けている若い人やプロの親子に勝つ気力も技もルックスもない…なによりもそんな理由がないよ、申し訳ないよ…。
で、まぁもちろんオーディションは落ちまして。良かったらエキストラ参加しませんか?というお楽しみを頂くのですが、それがなぜか、期待していたラーメンを食べられる役じゃなくて、同じ学校の小学生の中にポツンと放り込まれるという…すえっこにとってはもはや地獄w
すっかりこれに懲りて「二度とオーディションなんか受けない!映画も観ない!劇団以外はもうやらない😭」と言い、後はチラシすら観ませんでした。すえっこは案の定ちらりとも映ってなかったですw
なんか…連れて行っちゃってごめんね…😅あべ食堂でラーメン食べたかったんだよね…それだけだったのよね…。
私と劇団の仲間は3秒ほど映っていたので満足です。まぁ誰も気が付かないと思うけど…夫ですら見逃した(笑)
エキストラの時にはわからなかった女優さんのくせ強めの役作りも、通して観たらちゃんと繋がって腑に落ちて感動しました。やっぱりすごい女優さんだ…!
そして役者さんたちはとても親切でした。
主演の虎牙光輝さんはエキストラで陰鬱にしているすえっこにも優しくお声掛け下さって、親の方が舞い上がったよねw素敵な役者さんだったなぁ…。物語の最初の頃と後半にかけての心境の変化を見事に演じ切っていました。
良い記念になりました。
映像は残るから素晴らしいです。
職場からこの映画に協賛をした時には、まだお父さん生きてたのになぁ。きっと喜んで観に行ったと思う。帰りにサイン入りのポスターをほくほくともらって来たと思う。
どうしたって何かしら後悔はあるのです。
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それでも。
悲しくも優しく映る会津の風景、学生の頃に通っていた道、お見舞いに行った病院の待合室、父と座ってラーメンを食べたあのテーブル席も、ずっと映像の中で生きています。
一緒にエキストラをやってくれて並んで映っていた仲間はママになった。最高に素敵だ。
おそらくこの物語で伝えたい事の一つでもあるそれぞれの愛ってやつ。会津で生きる人々の愛しさよ。
鹿目由紀さんの脚本に号泣でした。良かったです!!
なんでこのタイミングで観たのかなぁ、この物語を…泣いちゃうじゃん。
友達の名前や地元の方々や企業の名前が流れていくエンドロールを観るのは、なんだかとても誇らしかったです。
それも残っていくからね。