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夫婦の在り方について

水族館へ出かけた際、
ある印象に残る出来事と遭遇しました。
今回は、その出来事について書いていきたいと思います。

その日は、朝早くからとても蒸し暑い日でした。
我が家と同じ様に、子供を連れた家族が
日陰で開館を待っていました。
この暑さですから、「涼」を求めて
家族総出でやって来たのでしょう。

それは、我々が少し早めの昼食をとり終わって、
そろそろ片付けて、再び魚を観に行こうか。
と話している時でした。

私たちから3テーブルほど離れた席に腰を下ろした男性がいました。
初老の男性で、フードコート内の席を家族の人数分確保していました。

ちょうどお昼真っ只中ですから、
空席を探し当てるのに苦労したことが伺えます。
家族の中では、おじいちゃんという立場でしょうか。

そこへ、奥さんと思しき派手な女性が
ツカツカと歩いてきて、
こう言い放ちました。

「ちょっと、何やってんのよ。そっちじゃないよ。」
「いいから、早く。こっち。」

どうやら、家族の別の人がいい席を探し当てたので、
夫に場所を移動するように促しているようです。

見ていて、あまりにも気の毒に感じてしまいました。
男性は女性の言う通り動き出しました。
しかも、何も反論する事無く。

奥さんの思い描いた何かを満足させるような席では
無かったのだでしょう。
だとしても、せめて労いの言葉として、
「席、取ってくれてありがとう。」
の言葉を付け加えたらいいのに。

「取ってくれてありがとう。でもあっちにもっといい場所があったんだ。」

こういう言葉や態度のチョイスをしないまま、
長い時間、夫婦を継続してきてしまったのでしょう。
男性はもう何も感じない状態かもしれません。

何も感じないから問題ない?とんでもないです。

夫婦のあり方は、知らぬ間に次の世代に影響を与えているのです。

子供は親の接し方を見て、
自分自身が今後どういう風に
家族を組織していくかを学び取ってるのです。

その夫婦のお子さんが女の子なら、
お母さんの行動を見ていてお手本にするので、
夫には強い態度で接するものだ、と思うでしょう。

男の子なら、お父さんをお手本にするので、
奥さんの言うなりになっても仕方がないと思い込む。

人間の関係性って、本来そういうものでしょうか。
何のために高度な脳を備えているのでしょう。
話し合いで解決する手段を放棄してしまっているのです。
どちらかが強くて、どちらかが弱い。
これでは差別や偏見、戦争が無くならないのは目に見えています。

女性が恐怖の対象であるという悲しい現実


インターネットで検索すると、
妻が怖いので家に帰りたくない。
離婚も視野に入れているという話がいくつも出てきます。
恐らくは、前々からこういったケースは存在して、
ネットが普及した事で、広く世間に認知されるように
なったのだと思います。

実際、私が外出した時に「多いな」と感じるのは、

自分のやりたいことや、実現して欲しい事だけを優先させて、
その目的が達成されない時、夫や子供に対して
強権的な態度をとる女性
です。

ここにそう書いたのは、
そういう女性を非難するためではありません

だって、そういうお母さんたちだって、
好きでそういう態度をとっているわけじゃないって、
よく分かるからです。

なぜなら、表現の仕方は違えど、
かつて私も夫に対してそういう態度で接していたからです。

更に、前述の通り無意識のうちに、
自分の親から踏襲してしまった考え方を適用してしまう事が
大きく影響していることでしょう。

これまで、女性だけが担ってきた育児や家事について、
ようやく社会が、男性も女性ばかりに任せていないで、
育児や家事に参加しましょう。
という流れになってきています。

でも、あまりにも振れ幅が大きかったせいか、
女性が大手を振るって
「わがまま放題していいんだ!」と、
間違った解釈がなされているのではないでしょうか。

ここに辿り着いた方は、
奥さんとの接し方に悩んでいる方かもしれませんね。
だとしたら、こうアドバイスしたいのです。

奥さんに変わって欲しいと思うのならば、
夫である、あなたがまず最初に、接し方を変える時が来ています。

少し長くなってしまったので、
次回に続きます。












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