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フランスの家庭にホームステイ!フランスの友人宅で学んだこと

こんにちは!

ラトビア留学生のつくるです!

今回は,フランスの友人宅でホームステイをさせていただいたときのことを記事にします!

時系列がずれてしまうのですが,気持ちや学んだこと,感じたことを忘れないようにと思い,いまのうちに記事にすることにしました.

ホームステイにいたるまで


まず,お世話になった友人について,少し書きたいと思います.

彼とはラトビアで知り合いました.昨夏に参加したハイキンググループのコミュニティでたまたま出会いました.彼は,私と同じ留学生で,所属している大学の学部が一緒でした.毎週金曜日には同じ授業を受けていました.1月に,一緒にパドルテニスをした際に,「今度,パリに行くよ!」と話したところ,「もしよかったら,うちに来なよ!」と返してくれたので,お言葉に甘えさせていただき,伺うことにしました.

次に感じたことは,文化の違いでした.

日本でも,あまり友だちの家に(特にご実家)に泊めてもらうことは珍しいと思います.あくまでも私個人の経験ですが…私は,大学が実家から遠いので一人暮らしをしていて,地元の友人や大学の友人をアパートに招いたことはありますが,実家に誰かを招く,または,誰かのご実家に伺うことはありませんでした.

フランスの友人に2,3回くらい「本当にいいの?」と尋ねるたびに毎回「いいよ,いいよ,問題ないよ」と軽く答えてくれるんです.最初は「ずいぶんと簡単に返事してくれるな,これも文化の違いなのかな」などと感じていました.

日本でも,友人の実家等に泊めさせていただくことがなかった私は,初めてのことに対して,緊張していました.なにせ,友人の家に泊めさせていただくこと,しかも外国人の友人の家に泊めさせていただくこと,それも,人生で初めて訪れる国なのですから!

家庭での歓迎について


そんなこんなで,無事にフランスに到着し,いくつかの観光名所を彼と回りました.(フランスへの旅についてはまた記事にします!)充実した一日を終え,家路についたのは夜の9時過ぎでした.彼の家に到着したのは10時過ぎで,かなり夜遅く「ご家族の皆様には遅い時間の訪問になってしまい,申し訳ないな」と思っていました.

まず,家に入って一番最初に驚いたのが,日本語で「ようこそ」と書かれた歓迎文でした!彼によると,彼の妹が日本語を少し勉強していた時期があったらしく,多少の日本語が書けるのだそうです!


妹さんが書いてくださった歓迎文!!

次に,驚いたのが,用意されていたフランス料理のかずかず!前菜の野菜のソテーから,メインの肉料理,そして数多くのスイーツです!彼によると,彼のおばあちゃんが料理好きらしく,何日も前から準備してくださったそうです!

おばあちゃんが用意してくださった数々のケーキ!

一番感動したのは,ご家族の皆さんの温かい歓迎です!

お母さんとお父さんは,寝ていらしたにもかかわらず,わざわざ起きて挨拶してくださいました.それだけでなく,「いっぱい食べてね」「日本では何してるの?」「ヨーロッパでの生活はどう?」など,たくさん話しかけてくださったのです!妹さんも食卓に来てくれて,会話に参加してくれました.

お父さんは,話の中でジョークも交えて楽しく話してくれました.さらには,ワインも開けてくださったのです.おばあさんは,別の場所に住んでいるのにもかかわらず,わざわざ料理を運んでくださったのです.


一番のお気に入りだったおばあちゃん手作りのマカロン!

パリ中を歩き回り,疲れ切った身体にはしみる,本当に温かい歓迎でした.まるで,身体の芯から温まる寒い冬に入る露天風呂のように,心の底から家庭の温かみを感じた瞬間でした.そのときの私は本当にうれしくてしかたがなくて,瞳が涙でいっぱいになったのを憶えています.

ご両親は,食事の最初から途中まで顔を見せてくださり,食事の場を楽しく,明るくしてくださりました.食事の後は,妹さんがルームツアーをしてくださり,コレクションを見せてくれて,集めているレコードや日本の漫画について紹介してくれました.


レコードプレーヤーとレコードコレクション!

翌日も,彼がパリの街を案内してくれて,夜ご飯は,妹さんも来てくれて人気のあるレストランで一緒に食べました.メニューにあるフランスを料理をひとつひとつ説明してくれて,最終的に,私がいろんな料理を食べれるように,それぞれ違うメニューを注文して,シェアしてくれました.

彼が用意してくれた朝食

ホームステイで得たもの


ホームステイを経て,人の温かさや,やさしさ,歓迎する大変さを学べたと思っています.

ヨーロッパに来て,初めて「人ってこんなに温かくてやさしいんだ」と感じることができました.というのも,ヨーロッパに来てから,基本的に他人を信じないように行動してきたからです.日本と文化も人も異なるところで暮らしていて,寮の友だちですらあまり信用しないように行動してきた中で,こんなに温かい歓迎を受けたのです.ホームステイ前とホームステイ中に受けた温かみに,あまりにも違いがありすぎて,人の温かみを半年ぶりに感じました.食事の準備や,部屋の準備,歓迎文や会話など,ひとつひとつに思いやりを感じることができました.

同時に,準備の段階の話を聞いて,「そんな大変な準備までしてくれたんだ!」と準備の大変さを知りました.車で20分もかけて運んでくださった料理の数々,突然のステイ先の変更など,なんとお礼していいかと思うほどの数々の負担をおかけしてしまったなと感じているところがあります.

本当に感謝の思いしかありません!!

今後に活かしたいこと


今後の生活においては,日本,ラトビアに関わらず,誰であれ,ゲストには最大限の歓迎をしておもてなしをしたいなと考えています.

大学の友だちを実家に招いたり,地元の友だちをアパートに招いたり,ラトビアで出会った友だちが日本に来たら観光地を案内したり,たくさんの場面でおもてなしをしたいと思っています.

自分が受けた恩を,与えてくれた方に恩返しするのは当たり前として,その恩をさらに伝えていく,広げていくのも,大事なことだと考えています.

自分の子供や孫に,「昔こんなことがあったんだよ」と伝えることも大事だと思います.また,誰であろうと,私のところを訪れてくれた人には最大限の歓迎をして,それがまた人から人へとつながって行ければさらにいいんじゃないかなと思います.国内でも小さなところから恩の輪を広げていくことはできますし,いつか世界中で人と人がお互いに感謝しあい,思いやりにあふれる,そんなことが起きればいいな,と小さいながらに思っています.


お世話になった友だちの家庭には,ラトビア滞在中にお手紙を差し上げれたらいいなと思っています!日本に帰ってからも,日本食だったり,漫画のグッズだったり,日本でしか手に入らないようなものを送れたらいいなと思っています!


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