どうしていまさらバイクに(5)…
高校生時代は 学業、部活(当時は不人気だったサッカー)、バイク、バイトに明け暮れていた。 今思うと良くこなせた。 朝刊の配達、観光地でのソフトクリーム販売、スーパーの鮮魚部や精肉部と。
なんせ車校と中型バイクの費用を稼ぎ出さなきゃならない。 当時欲しかったバイクがkawasakiのKR250sだった。 一目惚れしたマシンだった。
2ストのタンデムツインエンジン。
カウルがついて2本出しマフラーのレイアウトが特長的。 もう欲しくて欲しくてバイトに精を出した。 1年半位で何とか車両代、車校のおおよその費用を稼ぎ出した。 いや〜凄いパワーだ。今このパワーとガッツがあればと年を重ねた今の自分が情けない。
がしかし 問題があった。 中免を取るのに車校に通う訳だが両親に言ってなかった。 さて。どうしたもんか。
バイト少年高校生は知恵を絞りました。 今思うと超笑える。
父に「県警の採用試験を受けてゆくゆくは交通機動隊に入隊したいから中免が必要なんだ。 だから車校に通って免許を取りたい」と。
初めて父についた一世一代の大嘘でした。
でも父は察してましたねー。
嘘言わなくでいいから好きにしなさい。と言ってくれた。
父が何故かカッコよく見えた
許可を得た私は車校に正々堂々と通い無事一発で中免を取得し念願のKR250sを手に入れる事が出来た。
MBX50がいい値段で下取り出来たのも助けになったんだけどね。
新車のKRに跨ったあの時を今も忘れてない。 固いシートで前傾のポジションに少年の夢第二章は完結した。
夢は叶えられる。と身を以て経験出来た。
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