DeFiの仕組みを徹底解説!初心者でもわかる分散型金融の全て
DeFi(分散型金融)は、ブロックチェーン技術を活用し、銀行などの仲介者なしに、ユーザー同士が直接金融取引を行える画期的なシステムです。従来の金融システムに革新をもたらす可能性を秘めたDeFiは、近年大きな注目を集めています。
この記事では、初心者の方にもわかりやすくDeFiの世界を解説します。DeFiの基礎知識、ユースケース、メリット・デメリット、将来展望まで、図表を交えて詳細に解説し、DeFiの可能性を探ります。さらに、日本におけるDeFi市場の現状と課題についても考察します。
1. DeFiとは? - 分散型金融の基礎知識
DeFiとは、「Decentralized Finance」の略で、「分散型金融」と訳されます。従来の金融システムでは、銀行や証券会社などが取引を管理する中央集権型でした。しかし、DeFiでは、ブロックチェーン上に構築されたスマートコントラクトがその役割を担い、効率的で透明性の高い金融取引を可能にしています。
DeFi登場の背景には、既存の金融システムへの不満がありました。中央集権的な管理による非効率性、アクセス制限、高額な手数料などが問題視され、より自由でオープンな金融システムを求める声が高まっていました。DeFiは、こうした課題を解決する可能性を秘めた、革新的な金融システムと言えるでしょう。
DeFiの特徴は、中央管理者が存在しないことです。 これにより、従来の金融システムでは実現できなかった、様々なメリットが生まれます。
24時間365日、いつでもアクセス可能: 営業時間の制限がなく、いつでもどこでも金融サービスを利用できます。
国境を超えた取引: 世界中の誰でもDeFiサービスにアクセスし、利用できます。
透明性の高さ: ブロックチェーン上に記録されるため、取引履歴が改ざんされるリスクが低く、透明性の高い取引が可能です。
低コスト: 仲介手数料が削減されるため、従来の金融サービスよりも低い手数料で利用できます。
DeFiは、銀行口座を持たない人々でも金融サービスにアクセスできるようになり、金融包摂を促進する可能性も秘めています。
2. DeFiのユースケース - 多様な金融サービス
DeFiは、多様な金融サービスを提供することができます。主なユースケースは以下の通りです。
DEX(分散型取引所): 管理者を介さずに、ユーザー同士が直接暗号資産を交換できる取引所です。UniswapやPancakeSwapなどが代表例です。
レンディング: 暗号資産を貸し出し利息を得たり、担保として預け入れて資金を借りたりできます。AaveやCompoundなどのプラットフォームがあります。
APY(年間利回り): レンディングの利回りを計算する指標。複利効果を含めた投資の利息を示します。
ステーブルコイン: 法定通貨などに価値をペッグ(固定)することで、価格変動を抑えた暗号資産です。USDTやUSDCなどが代表例です。
過剰担保: 暗号資産担保型ステーブルコインで、価値を安定させる仕組み。担保となる暗号資産の価値が、発行されるステーブルコインの価値を上回るように設定されます。
分散型保険: スマートコントラクトのバグやハッキングによる損失をカバーする保険を提供するプロトコルです。Nexus Mutualなどが代表例です。
2.1 ステーブルコインの種類
ステーブルコインは、主に以下の3つの種類に分けられます。
法定通貨担保型: 法定通貨(米ドルなど)を担保として発行。テザー(USDT)やUSDコイン(USDC)など。
暗号資産担保型: 暗号資産(ビットコインやイーサリアムなど)を担保として発行。ダイ(DAI)など。
アルゴリズム型: アルゴリズムによって供給量を調整し、価格を安定させる。
2.2 インパーマネントロス
流動性マイニングでは、預け入れた暗号資産の価格変動によって損失が発生する可能性があり、これを「インパーマネントロス」と呼びます。流動性マイニングに参加する際は、このリスクを理解しておく必要があります。
3. DeFiを支える技術 - ブロックチェーンとスマートコントラクト
DeFiは、主に以下の技術によって支えられています。
ブロックチェーン: 取引データを暗号技術によってブロックにまとめ、鎖のようにつなげることで、改ざんが困難な安全な取引履歴を維持する技術です。分散型で透明性の高いシステムであり、DeFiの基盤となる重要な技術です。
スマートコントラクト: あらかじめプログラムされた条件が満たされると、自動的に契約を実行する仕組みです。DeFiでは、スマートコントラクトによって仲介者を排除し、自動化された金融取引を実現しています。例えば、レンディングでは、貸し借りの条件が自動的に管理され、安全で効率的な取引を実現します。
3.1 スマートコントラクトとコミュニティガバナンス
DeFiでは、スマートコントラクトは契約の自動化だけでなく、コミュニティガバナンスにも活用されています。例えば、分散型保険プロトコルであるNexus Mutualでは、保険契約のリスク評価や保険金請求の審査は、Nexusトークン(NXM)を保有するメンバーによって行われます。これは、DeFiが単なる技術的なシステムではなく、コミュニティによって運営される自律的なシステムであることを示しています。
4. DeFiの始め方 - 5つのステップ
DeFiを利用するには、以下の手順を踏む必要があります。
暗号資産取引所の口座開設: Coincheckなどの暗号資産取引所で口座を開設し、必要な暗号資産を購入します。
ウォレットの作成: MetaMaskなどのウォレットを作成します。ウォレットは、暗号資産を保管・管理し、DeFiプラットフォームに接続するために必要です。
ウォレットへの暗号資産の送金: 取引所で購入した暗号資産を、作成したウォレットに送金します。
DeFiプラットフォームへの接続: 利用したいDeFiプラットフォームに、ウォレットを接続します。
DeFiサービスの利用: 接続したDeFiプラットフォームで、レンディングやDEXなどのサービスを利用します。
5. DeFiのメリット - 従来の金融システムとの比較
メリット説明仲介手数料の削減仲介機関を介さないため、手数料が安く済みます。アクセスの容易さ銀行口座がなくても、誰でもDeFiサービスを利用できます。透明性の高さ取引履歴がブロックチェーン上に記録されるため、透明性が高いです。セキュリティブロックチェーン技術により、改ざんが困難でセキュリティが高いです。24時間365日利用可能営業時間の制限がなく、いつでも利用できます。
6. DeFiのデメリット - リスクを理解する
デメリット説明価格変動リスク暗号資産の価格変動により、損失が生じる可能性があります。スマートコントラクトのリスクスマートコントラクトのバグや脆弱性を突いた攻撃による損失の可能性があります。規制の不確実性法規制が未整備な部分があり、将来的な規制変更による影響を受ける可能性があります。ガス代の高騰ブロックチェーンの利用者が増えると、ガス代(手数料)が高騰する可能性があります。自己責任ユーザー自身が資産を管理する必要があるため、自己責任が求められます。
DeFiでは、高いリターンを得られる可能性がある一方、リスクも高くなります。利用する際は、リスクとリターンのバランスを考慮し、自己責任で投資判断を行う必要があります。
7. DeFiの将来展望 - 拡大する市場と新たな可能性
DeFi市場は今後も急速に成長すると予想されています。Emergen Researchのレポートによると、DeFi市場規模は2032年に6,010億ドルに達すると予測されています。
DeFiの将来展望としては、以下のような点が挙げられます。
新たな金融サービスの登場: 従来の金融サービスを革新するだけでなく、全く新しい金融サービスを生み出す可能性を秘めています。
現実世界への浸透: 現実世界の金融システムとの連携が進むことで、より多くの人々に利用されるようになると考えられます。例えば、DeFiを活用した自動支払いシステムなどが実現する可能性があります。
規制の整備: 各国政府がDeFiに対する規制を整備することで、市場の健全な発展が促進されると期待されます。
DEXの台頭: DEXは、中央集権型取引所に比べて、透明性が高く、セキュリティリスクが低いというメリットがあります。今後、DeFiの普及に伴い、DEXの利用がさらに拡大すると予想されます。
8. DeFiの最新トレンド - Bitcoin DeFiとSolana
DeFiは常に進化を続けており、新たなトレンドが生まれています。
Bitcoin DeFiの台頭: ビットコインをDeFiで活用する動きが活発化しています。ビットコインを担保としたレンディングや、ビットコインを使ったDEXなどが登場しています。
SolanaのDEX取引量の増加: Solanaブロックチェーン上のDEXの取引量が急増しています。Solanaは、高速で手数料が安いという特徴があり、DeFiのプラットフォームとして注目されています。
9. DeFiの課題 - スケーラビリティ、セキュリティ、規制
DeFiが抱える課題としては、以下のような点が挙げられます。
スケーラビリティ問題: ブロックチェーンの処理能力が限られているため、利用者が増えると取引が遅延したり、ガス代が高騰したりする可能性があります。
セキュリティリスク: スマートコントラクトのバグや脆弱性を突いた攻撃によるリスクは依然として存在します。
規制の不確実性: DeFiに対する法規制が未整備なため、将来的な規制変更による影響が懸念されます。
10. 日本のDeFi市場 - 現状と課題
日本のDeFi市場はまだ初期段階にありますが、政府がWeb3.0の推進を表明するなど、DeFiの普及に向けた動きが加速しています。
現状:
認知度の低さ: DeFiの認知度はまだ低く、利用者も限られています。
規制の整備: 金融庁がDeFiに関するガイドラインを策定するなど、規制の整備が進められています。
課題:
人材不足: DeFiの開発や運用に必要な人材が不足しています。
法整備の遅れ: DeFiに関する法整備が海外に比べて遅れています。
11. DeFiに関する用語集
用語説明スマートコントラクトあらかじめプログラムされた条件が満たされると、自動的に契約を実行する仕組み。DEX(分散型取引所)管理者を介さずに、ユーザー同士が直接暗号資産を交換できる取引所。レンディング暗号資産を貸し出し、利息を得たり、担保として預け入れて資金を借りたりすること。ステーブルコイン法定通貨などに価値をペッグ(固定)することで、価格変動を抑えた暗号資産。イールドファーミングDeFiサービスに暗号資産を預け入れて、利息や報酬を得ること。流動性マイニングDEXに暗号資産を預け入れて、取引手数料の一部を得ること。ガス代ブロックチェーンの取引手数料。インパーマネントロス流動性マイニングで、預け入れた暗号資産の価格変動によって発生する損失。APY(年間利回り)年間利回り(APY)とは、複利効果を含めた投資の利息を計算する方法です。過剰担保暗号資産担保型ステーブルコインにおいて、担保となる暗号資産の価値が、発行されるステーブルコインの価値を上回るように設定されている仕組み。
12. DeFiに関するFAQ
Q. DeFiは安全ですか?
A. DeFiはブロックチェーン技術を利用しているため、セキュリティは高いとされています。しかし、スマートコントラクトのバグや脆弱性を突いた攻撃によるリスクは存在します。利用する際は、信頼できるプラットフォームを選び、セキュリティ対策をしっかり行うことが重要です。
Q. DeFiを利用するには、どうすればよいですか?
A. DeFiを利用するには、まず暗号資産取引所の口座を開設し、暗号資産を購入する必要があります。その後、MetaMaskなどのウォレットを作成し、DeFiプラットフォームに接続することで、DeFiサービスを利用することができます。
Q. DeFiで損をすることはありますか?
A. DeFiは、暗号資産の価格変動リスクやスマートコントラクトのリスクなど、いくつかのリスクがあります。投資する際は、リスクを理解した上で、自己責任で行うようにしましょう。
結論
DeFiは、ブロックチェーン技術を活用した革新的な金融システムであり、従来の金融システムが抱える課題を解決する可能性を秘めています。中央管理者を排除することで、より自由でオープンな金融サービスを提供し、金融包摂を促進する可能性も秘めています。
DeFiはまだ発展途上の技術ですが、今後ますます進化し、私たちの生活に大きな影響を与える可能性があります。DeFiは、金融の未来を形作る可能性を秘めた、重要な技術と言えるでしょう。DeFiについて学び、その可能性を探ってみましょう。
参考文献
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3. DeFiとは?DeFiの基礎や注意点をQ&A形式でわかりやすく解説, 1月 7, 2025にアクセス、 https://www.sbivc.co.jp/columns/content/q9hl842-tp9
4. DeFi とは | 仮想通貨ビットコイン(Bitcoin)の購入/販売所/取引所【bitFlyer(ビットフライヤー)】, 1月 7, 2025にアクセス、 https://bitflyer.com/ja-jp/s/learn/defi
5. DEX(分散型取引所)とは - DMMビットコイン, 1月 7, 2025にアクセス、 https://bitcoin.dmm.com/glossary/dex
6. 仮想通貨のDEXとは?分散型取引所の仕組みを徹底解説! - マイベスト, 1月 7, 2025にアクセス、 https://my-best.com/articles/641
7. DeFiとは?仕組みやメリット・デメリットから仮想通貨との関係までを徹底解説 | マイベスト, 1月 7, 2025にアクセス、 https://my-best.com/articles/653
8. DeFiとは?注目を集めている2つの理由と購入するメリット・デメリット | Coincheck, 1月 7, 2025にアクセス、 https://coincheck.com/ja/article/451
9. DeFiの主な種類は?知っておきたい7つの分類とサービス事例まとめ | Coincheck, 1月 7, 2025にアクセス、 https://coincheck.com/ja/article/568
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16. 主要DeFiトークンとプロダクト概要を全て解説, 1月 7, 2025にアクセス、 https://www.sbivc.co.jp/columns/content/qeuwk2qo6ebe
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21. DeFi(分散型金融)の拡大と指摘される金融リスク - 日本総研, 1月 7, 2025にアクセス、 https://www.jri.co.jp/page.jsp?id=102829
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24. 2025 年DeFi 展望:去中心化金融的未来之路 - Binance, 1月 7, 2025にアクセス、 https://www.binance.com/zh-CN/square/post/17933166776274
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26. 【レッスン④】DeFiレンディングプラットフォームの抱える課題とは - PoL(ポル), 1月 7, 2025にアクセス、 https://pol.techtec.world/blockchain-usecase/compound/defi-lending-problem
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31. 【弁護士解説】DeFiの概要と法規制(第2回) DeFiに対して考えうる法規制の概要, 1月 7, 2025にアクセス、 https://gvalaw.jp/blog/b20220905