ベルで人動かすのどう思う?
チリンチリンッ チリンチリンッ
道幅1人分くらいの細い歩道を歩いてると、後ろから自転車にベルを鳴らされた。つまりは翻訳すると「俺様が通るから道開けろ〜」と言っている。
だがしかし考えてみてほしい。歩道で優先されるのは歩行者であり、自転車は車道を走るよう交通法で決められているのだ。さらには、自転車のベルは危険防止のためのやむ負えない場合のみ使用を許可されており歩行者に道をあけさせるためには鳴らしてはいけない。
交通法を破っている上に、歩行者に退けと指図するなんて図々しい奴め。私は腹が立った。なにより、ベルでそう指図されたことに侮辱を受けたと感じた。
レジや受付に人がいない時、ベルを鳴らして呼んでくださいというシステムのお店が時々ある。これもあまり好きではない。ベルを押すことは避けたいと思う。
タブレットでの呼び出しや、無線式、フードコートの震えるタイプの呼び出しベルには抵抗はない。🛎このタイプのチンベルで人を動かすのには違和感がある。
人間としてじゃなく動物として扱われたような感じが嫌なんだと思う。動物にしつけや芸を教える時、言葉が通じないからベルを使う場面は多いが、それを連想させる。
人間には言葉で伝えて欲しい。私は自転車にベルを鳴らされて「俺が通るから道開けろ〜」と解釈したが、もしかすると自転車の人は「本当に申し訳ございませんが横通らさせて頂きます〜お気をつけください〜」と伝えたかったのかも知れない。そうだとすれば大きな違いである。
私はこれからもベルで人を動かすようなことはしたくないし、されたくない。自転車のベルで人間の尊厳についてまで考えた。そんな火曜日。
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