3度目の腸閉塞⑥
入院10日目にしてようやく退院できました。
「便が出たら退院ね」と言われたので、
病院内のコンビニで乳酸菌飲料を買って飲み、
高気圧酸素治療をキメたところ、酸素カプセル内で腸がムクムクと動き始め、
よくやく便が出ました💩
腸閉塞になる度に、便が出るありがたさを噛み締めます。
海亀の産卵のように、排便の度に、瞳を濡らしています。
腸が正常に動いている。
ちゃんとお尻から便が出る。
それだけで何て幸せなんだろう。
決してふざけているわけではありません。
世の中には癌や難病で人工肛門になる方もいる。
こうしている今も世界中のあちこちで、イレウス管を鼻に入れ、手術になるかどうかハラハラしている人もいる。
中には手術した挙句、結局、腸閉塞を繰り返す人もいる。
残念ながら敗血症ショックに移行してしまい、命を落とす方もいる。
私は幸か不幸か自力で排便できるありがたみを30代で気付くことができています。
排便する度に「腸の神様、今日もありがとうございます」とトイレの個室で天井を仰いでいます。
言霊という考え方もあるので、
あんまりこう言うこと言わない方がいいんでしょうが、
きっと私はこの先の人生で、まだまだ何度も腸閉塞を繰り返すと思います。
どれだけ気をつけていても、気をつけていなくても、なる時はなる。
コレばっかりは仕方ない。
だからこそ、ビクビク過ごすのでは無くて、
出来る範囲で食事に気をつけ、よく噛み、
日々をエンジョイして、
それでもなった時は「何回目?もうヤダ😭」と泣きながら激痛のイレウス管に耐え、点滴のルートを何度も失敗されようと思います。
痛くシンドイ入院生活をこうして日記に書こうと思います。
生きてるんだもの。
そうなった時はそうなった時で。
病気以外の時間を、いかに楽しむかに重きをたきたいと思います。
最後に、高気圧酸素療法がある病院が、家から近くて良かった。
この治療が、効いて良かった。