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あの時、テーブルを叩いて出て行っていたら……

今日もお疲れ様です。
寒くなりましたね。
周りに風邪を引いてしまった人が多くクシャミがよく聞こえます。


随分前の話だけど自分の中でタラレバを思う事がある。

「バカ」という言葉が出て来ます。
受け付けない方や、不快に思われる方は読むのをやめてスルーして下さいね。


若い時の相方は本当に問題ばかり起こしてくれる人だった。
問題の中身は詳細に出来ないので、大まかに
『金銭トラブル』にしておく。
       (詳しく書けなくてすみません…)
生活も困窮していき、もう限界だと思った時に
実家の両親に相談したが、
「相方の両親に相談しなさい。」と言われる。


今までの経緯を話して驚いた義両親。
善は急げと日曜日の休日にいきなり我が家にやって来た。
あいにく私は仕事の為、義両親と入れ替わりで出勤。
私の不在中に義両親と相方がどんな話し合いをしたのか知らないが、次回私も含め改めて義実家で話し合いをする事になった。


当日、義実家に到着。

朝から嫌な予感しかしなかった私。
その予感は見事に的中する。

義両親から出てくる言葉は、相方をかばう言葉ばかりの様に聞こえた。

自分の息子が可愛いからかばう気持ちは分からなくもない…

しかし人としてやってはいけない事をしてしまい
夫婦仲に亀裂が入るくらいの衝撃かつ大問題。
離婚してもおかしくない案件。

私は我慢の限界をとっくに超えていた。
だから相談したのに…

やっぱり息子をかばう義両親。

義父も義母も元々穏やかな人なのだが
悪いけど怒っても穏やかなままだった…

義両親は
「息子も悪いと思っているし、反省もしてるからもう許してやって…」などど
まことしやかに言うではないか。

どこが反省しておるのですか??🙄🙄🙄


もうこれで何回目になるのでしょうか?
ふざけんなよ!バーカ!相方が反省してるんなんて嘘に決まってんじゃん!🤪🤪🤪
と、心の中で怒っていた私💢

反省してるんなら何で何度も同じ事を繰り返すんだよ!バーカ!!
義両親を目の前にして『バカ』はさすがに言える訳もなく、私はふつふつと湧く怒り💢を抑えるのに必死だった。

イスに座ったまま拳を握りしめ
自分の爪を強く手の平に立てていた。
自分の肌に爪を立てないと冷静を保てなくなりそうだったから…

だって完全awayよ!


私の意見なんて聞いてくれる人はいないのよ😱


私が無言のままでいたら

「夫婦は支え合わなきゃ」だの
「夕希さんが少し大げさに騒ぐから」だの
「息子は反省しているから…」だの
「話せば分かる子だから」だの


ニコニコ笑いながら言う……😮‍💨😮‍💨😮‍💨


私がもし相方のような事をしたら100%確実に実母から殴られてボコボコにされて鼻血🩸を出している自分の姿のが目に見えるのに…

反対に義両親はいたって終始穏やかなのだ。

そしてとどめの1言。

「さっき息子には怒っておいたから。見ての通り息子も反省していると思うの。
夕希さん、もう息子を責めないであげてくれないかな?家族は仲良くしなきゃ。ねっ?」


『さっき、怒っておいたから』???

何ですか?それ?😳

何処で義両親が

いつ相方を怒ったのでしょう?


私、知りません。
見てないですけど……

怒るじゃなくて、叱るのではないのですか?


私には平和に笑いながら
あなた達(義両親)が大好きな息子さんをかばっているようにしか見えませんでしたけど…

私の耳が悪いのかどうか分かりませんが
相方を責める私が悪いように聞こえたんですけど…

悪いけど1番先に家族の信頼を裏切ったのは
貴方がたの息子さん、ですよ?


『怒っておいたから…』

この1言を言われた時、私は何も考えられなくなり
頭の中で出来もしない事を想像していた。

もう1人の私がいたら…………どうしてただろうか…

もう1人の私がいたら
きっと
言われた瞬間イスから立ち上がり
目の前にあるテーブルを力の限り思い切り両手で叩く。

バァーーーーーーーン!!💥💥💥


驚く義両親と相方💦

「相方ばかりかばうのなら、もう結構です。」

私はその1言だけ言って
荷物を持ち義実家を後にする。

イスに座っている今の私は、頭の中で想像しながらもう1人の私を目で追って行くんだ。

もう1人の私は……今、廊下に出た…

玄関の靴を履く…
今…玄関ドアを開けて外に出た…

そして何も無い田舎道を自宅に向かうため
泣きそうになりながら歩き続けている私…

何処まで歩けるだろう…

そう思った時に現実に引き戻され
ここから先のもう1人の自分が想像出来なくなり
強制終了…


ああ、現実の私はテーブルを叩く事も、強い口調で反論する事も出来ずにまだここにいる…


何も出来ない、ただの意気地無しだ。

だから何も変わらない。

私が無言のままでも気にせず
「じゃあ、これで解決ね。もうこの話はおしまい!」
と私を除いた人達が笑いながらお茶を飲み始める。


何でこの人達は笑えるのだろう…


何が問題解決したのだろう…



あれから月日が経っても
たまに

もう1人の自分を頭の中で想像した事を思い出す。


あの時
想像したもう1人の自分みたいに
テーブルを叩いて義両親宅を飛び出していたら…

何か変わったのだろうか…?

今いるここに居たのだろうか……?


変わっていたかもしれないし
何も変わらなかったかもしれない…………

分からない…


分かっていたのは

あの時、私は悲しかった…


だから、本当は……



想像したもう1人の自分みたいに


テーブルを叩いて出て行きたかったんだ……
















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